光ったと思ったら、人影が… 



 「何者だ!此処は許可なく入れない!」



 「うわぁ〜、しゅごい!おはながたくさん。」 



 「ほんとに綺麗ね。ガラス張りって、何処なの?」


 「今までの枝とは、全く違うようだ!」 



 「えっ?」


「なに?」


「皇帝陛下?ウンス様?」


「これは…一体…」



「こんにちは。チェ・レンです。」


「うわっ!マジだわ!レンが言ってた


お姫様とか騎士とかお城とか。


そして、やっぱりお腹が大きいわ!えっ!


ちょっと待って!トギ?チャン先生?」



「あ、ああ、若いな?目のやり場に


困っちまう。」



「わぁーっ!見て!見て!ヨン!


あの大樹!そっくりじゃない?


ほら?湖畔の所!」



「ああ、天門前の大樹によう似ておる!


いや、そのままかもしれぬ!


申し遅れました。某、チェ・ヨンと


申します。」



「妻のユ・ウンスです!此処は?」



呆けに取られていた4人。



「あっ、此処はサンダー大帝国です!


どういう事なんですか?魔法?」



「あっ!やっぱり!レンが言ってた


通りかも!もしかして、王女様?」



「我が妻は、サンダー大帝国の皇后陛下!


そして、私が皇帝のヨン・サンダーです!」



「あら?騎士団じゃないの?」



「えっ?あっ、そうです!騎士団の


団長も兼ねてますが?」



「うちの息子レンが、最近、変な事を


言い出したんです。母さまは、魔法使い、


父さまは、皇帝って。凄く遠くて、


全然違う所だって!」



「ほんとだもん!しゅごくとおくて


ぽやってみえたんです。かあしゃまが


キラキラのどれすをきて、とおしゃまは


しゅごくかっこよくてイケメンでした!


あっ!レンのとおしゃまもしゅごく


かっこよくて、つおくて、イケメンです!」




「ヨンにそっくりだわ!」



「異空間魔法で、こちらに?」



「いえ、ヨンが門を開いて、レンの願いで


此処に辿り着きました。西洋?


違うわね。全く違う異世界みたいね。」




「はっ?俺も夢で武士の恰好をして


いるのを見ました。兄上は、何処かで


侍医をして、トギと言う名の女性を


探している夢を…。」




「やはり、どの世界でも、一緒に


なる運命だったのです!」



「それは?」



高麗ヨンとウンスが長い話をした。



「6年…似ています!俺もウンスを


迎えるのに、6年、力をつけました!


ウンスは、4才の時に隣国だった


ユソーウルの第三王女でしたが、


血の繋がりのない王と王妃に別塔に


追いやられ、幼いメイドだった


エルナと2人で、暮らしていました。」



「エルナさんって言うの?」



「はい…今はビン大公殿下の妻になり


エルナ・サンダーと申しますが、


その前は、エルナ・トギルマでした。」



「そちらの高麗の話を聞くと、


同じような人物がいます!


毒を使う男、クングル侯爵は、


死にました!あっ、ウンス?


話してなくて、ごめん。」



「さっき、エルナに聞いたわ。」



「それから、実は俺、いえ私も同じ夢を


見ました。高麗で起こった大方の夢を。


そして、あの大樹はロマネメビウスと


言います。」



「ロマネメビウス?素敵ね。無限に


続くと言う事ね。」



「はい。そう伝えられています。」



皇帝ヨンは、こちらの話をした。



「なる程…魔法を使って異空間へ移動を


する事ができるのは、ウンスと


言う事ですね。」



「ジークフリード公爵は、マンボ兄妹だと


思うわ!」



「その公爵とかは?」



「たぶん、皇帝陛下、大公、公爵、侯爵


子爵、男爵の順かしら?」



「はい。」



「ウンスは何で知っておる?」



「あっ、現代に居る15才位の頃に


そう言った小説を良く読んだのよ。」



大人達が話してる途中、レンが


皇后ウンスに抱きついた。


淡い光が見えたように思えた。



「さんにんいます!もうだいじょぶ


です!あっ!トギしゃんも!」


とエルナにも同じ事をした。



「レン?三つ子ちゃんなの?」



「しょです!」




「なぜ?わかったのですか?」



「レンには、不思議な内攻があります。


沢山の枝のウンス達は、双子や三つ子を


授かりました。レンが気づき、


抱きついたウンス達は、皆、腹を


切らずとも、元気な子を産みました。


中には、最近9人目を産んだウンスが


居ます。双子、双子、三つ子、双子


です!こちらのウンスさんも、


エルナさんも無事に産むと思います。


うちにもレンの下に双子がいます。」



「凄い…魔法より凄いわ!とっても


温かい気が流れてきました。」



「それがレンの力です!夢で危険を


察知したり、雷攻も風攻も…未知数


なんです。此処に来れたのも、レンの


力だと思います。しかし、他の枝とは


全く違う感覚でした。ここは、枝とは


違う異世界ですね。」



「そうね。例えば、遠い遠い何処かの


星が地球と同じだと考えれば、


納得がいくわ。地球と同じ環境…


太陽も水も空気があれば、そこに、


地球と同じような星があっても


おかしくないと言う事よ!此処の


ウンスさんは、たぶん時空間魔法で、


私達の地球に来てたはずよ。此処は、


大昔でもないみたい。電気もあるもの。」



全員が頷いた。




「此処は電気があるみたいだから、


また、来ます!三つ子だと、小さく


産まれると思うので、保育器と


点滴を持って来ます!」



「それは?」



「子供の体温が下がらないようにと、


ウンスさんは、産み月が近くなると


食事も困難になると思うので、


栄養の代わりになる物を。あっ、


貧血の薬もね。」



「高麗は、医学が発達しているのですか?」



「いえ、電気もない所ですが、


ヨンに門を開いて貰って私が居た時代、


そうね、ウンスさんが、ジャポンと


言う国に行ったような所から、


持ってきます!」



「ウンスは…医師としてとても有名で


本にも載る位の心臓外科医でした!」



「あっ、ウンス様も医学に関心があり


どんな病気か?わかります!


癒しの魔法で治したりしています。」




「うふふ、そこは、みんな一緒ね。」



「では、産まれる前にまた来ます!」



「ありがとうございます!」



「レンちゃん!ありがとう!」



「あい!どういたまして。」


ニコッと笑ってペコリとお辞儀した。



そして、三人は、光の中に消えた。





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来ましたよ〜💗


三つ子なので、レンに来て貰いました❤️


決して!困った時のレン頼みではありません😴



ヨン:sa殿!大丈夫であったか?


sa:えーん!えーん!怖かったよ〜!


ヨン:こらっ!嘘泣きするな!


sa:チッ、バレたか!でも横揺れだったから


色々と物が落ちて、後片付けよ!


ヨン:まあ、自然災害は、俺にも手が


おえないからな!


sa:よく言うわよ!雷攻を自然災害に


するくせに!


ヨン:あっ、まあ、その事は忘れろ!


今日は役目なのか?


sa:そうよ!7時半に起きる予定が、


4時過ぎに目が覚めてしまったわ!


ヨン:ウダルチは、当たり前だ!


sa:へっ?私?ウダルチになったの?


ヨン:知らん!


sa:あっ、逃げる気?ちょっと待ってよ〜。



ヨンに逃げられました。