チュホンを走らせながら
気付いた事は、確かに見慣れた道だが
とても、きれいだと言う事だ。
途中から、右に行ったり左に
行ったり、入り組んでいた。
人々に聞きながら進んだ。
とおしゃま…
ん？どうした？レン？
レンね…またゆめをみました。
いっぱいかあしゃまが、崖から
おちていって、いっぱいとおしゃまが
あとから、チュホンといっしょに
とびおりて…
いっぱいかあしゃまは、かみがくろくて
ちょびっとみじかくて、しんじゃう
とおもったから、レン、えいっ！て
しました。
何の夢だと思う？ウンス？
う～～ん。崖から落ちるなんて、
ただ事じゃないわね。でも、髪を
短くして、色を変えるなんて、
ほら？砂時計の二人みたいな？
それで…もうすぐここにきましゅ。
は？
助けてたどり着いたのが此処と
言う事か？
レン、わるいこ？
いや、いい子だぞ！
何か事情があるはずだ。
やっと着いた海辺の大きな屋敷。
門を叩くと屋敷の者は、
快く入れてくれた。
其処は広く、兵舎のような所もあった。
カズ姐！入って貰ってくれ！
はい！旦那様！
来るのがわかっておったのか？
外套をとって、イムジャを支え
ながら入った。
少し年をとった俺？とイムジャ？と
俺にそっくりな男の子がいた。
あっ！いっぱいかあしゃまの髪が
もどってます。
えっ？
すいません。驚きますよね？
あなた達を、此処にに呼んだのは、
うちの子、レンなんです。
夢で崖から落ちるのを見たようで、
天門を開いたようです。
はい？
レン…ゆめをみたんです。
いっぱいかあしゃまがしんじゃうと
おもって、えいってしたんです。
レンちゃん？ありがとう。
本当に死んじゃうと思ったのよ。
レン、きこえました。
さよならわたしのあいちたひとって。
あいは、あきらめちゃ、だめだめ
って、とおしゃまとかあしゃまが
いってます。
そうよね？雨で崖が崩れちゃったの。
愛って、知ってるの？
しってます。いつもとおしゃまが
かあしゃまにいってます。
あっ、ごあいさつ…チェ・レンです。
もうしゅこしでさんさいです。
あいは…おむねがいたいいたいに
なったり、とってもはっぴーに
なったり、いそがしいです。
はっぴー？
幸せって事よ！
話が長くなります。
俺達も少し前にレンに聞いたばかり
なので、こちらの状況から
お話します。
ロンとランが這って来た。
カワイイ〜。
カズ姐？双子を頼む！
ハイ！旦那様。
お茶を出して、双子を連れて行った。
何処に着いたのですか？
あの…天門の辺りです。
なる程、天門へと急いでたのですか？
はい。徳興君との婚儀が嫌で、
髪を切って、墨汁で塗って、ムガクシ
の服を来て、逃げました。
あっ！あの時？婚書だか色々持って
来た時でしょ？
は、はい。なぜ、それを？
同じ経験をして来たからよ。
はい？
それから、沢山の枝の話をした。
つまり、パラレルワールドって
事ですか？
あのバック・トゥ・ザ・フューチャー
みたいな事ですか？
う～～ん。似てるけど、
それぞれの世界があって、そこに
別の私達が居るの。
その世界も色々と違うの。
異世界と言う事ですね？
そうそう！この前、皆んなで
クリスマスパーティーをしたのよ。
同じ顔をしている人が沢山居るなんて
信じられないでしょ？
どうして、枝が分かれてしまったのか？
はっきりと解らないけど、ヨンの
雷攻が関係しているんだと思うわ。
あとひと月程で開きます。
絶対に潜っては駄目よ！
何故ですか？
俺は六年待ちました。
ウンスは、100年前に飛ばされて、
二年程、其処に居て、離れ離れに
なる前に結ばれてできたレンを
一人で産み、レンが一才半くらいの
時に戻って来ました。
他のウンスは、100年前に一年居て
他の俺は四年待ったというパターン
です。
ぱたーん？
あっ、そういう状態が多いと
言う事です。
あの、なにゆえレンちゃんが
門を開けるのですか？
ああ、俺達も門を開く事ができます。
レンは、特別なんです。
天門を潜ったからなのか？
色々な内攻を持っています。
だから、夢でも、あなた達を
助ける事ができたと思います。
レン、とくべつ？まにゃむしゅこ？
ああ、レンはとお様とかあ様の
特別に愛する愛息子だ！
ギュッとしがみつくレンだ。
なにゆえ？門を？
正確に言うと瞬間移動できる
光の渦かな？
ヨンが開いた門は、時が変わらないの。
では、なにゆえ？六年も待ったのですか？
100年前には、行けなかったのですか？
ウンスです！ウンスが俺の雷攻を
強くしてくれるのです。
他の枝の俺もそうです！
イムジャが内攻を持ってるのですか？
比翼天温攻は、聞いた事がありますか？
あっ、それは…実在しないと。
確か…連理之枝の様に離れられない
夫婦が内攻を持ってる方を高めるとか？
とても深い思いで強くする唯一無二の
伴侶がいると。
まあ、そんな感じですが、
お二人は、結ばれましたか？
あっ、えっと…昨日…
ちょっと！恥ずかしいじゃない！
ところで、連理之枝って何？
根元は別々で並んで生えている二本の木が
枝の部分途中から一つに繋がっていると
いう伝説の樹木のことです。
そうです！一つに繋がると言うのが
大事な事なんです。
しかし、一度だけでは、力が
漲る事はないでしょう。
三回しました！
バシッ！
クククッ、俺も離れ離れになる前に
同じ位しました。
バシッ！
二人のヨンが背中を叩かれ、
二人のウンスが赤くなった。
帰りは、送って行きますが、
まずは、婚儀前に逃げて来たと言う
戻った後の策を考えましょう。
はい。
みんなで、策を考える事にしたので
あった。
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三回自慢😂
門を開いたのは、レンでした。
そうよ！愛は忙しいのよ❤️