英語で話し出すみんな。

大会社の社長と元教師だ。


「何なのこの女は?ウンスは、よく

我慢したわね?」


「昔は、気が強かったけど、あの豆粒と

仲良くやってたわよ。こんな人じゃ

なかったわ!」


「王女様?本当にこのおかしな女が

魯国公主なのですか?」


「そうよ!魏王の娘よ!」


「本気で殿下に惚れてますね?」


「ウンス!あの女はイカれてるわよ?」


「うちのヨンジュンさんにも、

こういったストーカーが居たんです!

ヨンさんは、身に覚えがないのですか?」



「四年ぶりに会いましたが、

俺にはウンスだけです!」


「叔母様が言ってたわ!拐われた時、

ヨンが見つけ出して抱き上げたって!」


「力のある男なら、当然でしょう?

まして、王妃です。身ごもっていたと

聞きましたが、単なる人助けです!」


「ヨンジュンさんが、優しいから

女が勘違いするんだわ!」


「サリちゃん!私はただ、人助けは

するだろうと思っただけだよ?

私にはサリちゃんだけだよ!」



「まあ、奥さん!私でもそうした

でしょう。其処に感情はありません。

私も母さん一筋ですよ?」


「この女もストーカーね!抱き上げて

運んだだけで、勘違いしたんじゃない?

いいわ!

ウンス?ヨンさんと思いっきり、

イチャイチャしなさい!そして、

王女だという威厳を持って、言って

やりなさい!ヨンさんもよ!」


「は、はい!ウンス?

俺にはウンスだけだ?信じてくれるか?」


「勿論よ!マイ・ダーリン!」

チュッ

「足りないぞ?」






グイっと抱き寄せて、口づける。

んっ…うん…


なんと!恥知らずな…

何処の言葉で話しておるのじゃ?


王妃よ…少し黙りなさい!

余は王妃が恥ずかしい。


なんですって!王様!


下品極まりないのがわからぬのか?

何様のつもりだ!

余を差し置き、今までの愚行は、

見逃してきたが、今は罪人だと

言う事を忘れるでない!


えっ…


そんな言葉はおかまいなしに、

長い深い口づけが続く。



ーーーーーーーーー

反撃開始です。

「」内は英語で話している事です。