↑前回記事です。間があいてミアネよ〜



そんな辛い事があったのですか?

四年も離れ離れになったなんて…

しかし、子沢山で幸せになれたの

ですね。

王はやはり弱い男だったのですね。

王妃はさぞかし辛い人生だったでしょう。

今世では、俺はセヨンに

そんな思いはさせません!


それで、厄介なのは、ソン・ユの

息子だという王だ!


ソン・ユ?息子の名前は?


ああ、ソン・ギだ!


ちょっと待って下さい。と

チュンソクが手帳をみる!


これか?ティムナ・ユソンギ!

ブラジルの銀行で見たカメラの

男がこの名前宛に、

セイロンの銀行に大金を送ってます。

コーヒーとか紅茶関係かと思いましたが。


麻薬か?

おそらく。


ウォンジクから、電話がかかってきた。

はい!父さん?どうした?


この前言ってたソン・ユだが、

闇金業界の大物だ!表には、

あまり顔を出さんようだし、

名前も、変えている。

さっき言い忘れた。

どんな汚い手でも使うらしいから、

気をつけろ!


ティムナ・ユソンギか?


そうだ!他にも偽名があると思う。



ああ、わかった!


ソン・ユは闇金業界の大物らしい。


一気に情報が集まりました。

署に帰ったらあらい直します。


チュソク!気をつけろ!

俺はあまり動けない。


どうしたのですか?


ウンスが妊娠した。

だからウンスを守らなければ!


テジャン?まさか?双子ですか?

チュンソクが聞く。


ああ、そのまさかだ!

チュソク?今日は、何処に泊まる?


帝国ホテルです。


そうか…明日から、此処に泊まるといい!

警備も万全だ!


わかりました。

そうさせて貰います。


できれば、今日は開京ホテルを

とっておけば良かったな。

うちのホテルだ!警備をつけられた!


大丈夫です。帝国ホテルは、

何度も利用しているので。

そうか…でも気をつけろ!

あの時あったソン・ギは、

記憶があるようだったが、肝心な

記憶がなかったような気がする。


肝心な記憶とは?



王妃を裏切った事だ…。

その記憶があれば、探さないはずだ!


大丈夫です!セヨンは、必ず守ります。


そうして、みんなが帰っていった。


チュソクとセヨンがホテルに

着き、部屋に戻ろうとした時、



王妃!と呼ぶ声がした。

振り返るとまだ若い王だったが、

二人は、知らない振りをして、

チュソクはセヨンを守るように

肩を抱き、エレベーターに乗った。


セヨン?大丈夫か?

私にはチュソクさんだけです。


二人は部屋へ入った。


エレベーターの前で立ちすくむ

ソン・ギ。


記憶がないのか?

あの男は誰だ?

それも思いだせなかった。

どうやら都合の悪い事は、

消し去っていたようだ。


チュソクはヨンに電話した。


テジャン!王が同じホテルに

いました!

知らない振りをしましたが、

嫌な予感がします!


わかった!今から、車を向かわせる

から、階段で降りて、裏口へまわれ!


二人は荷物を持って、階段で降りた。


裏口に周ると車が停まっていた。


チュソク様ですね?

早く乗って下さい!

チュソクとセヨンは、車に

乗ると、無事にヨンの所へ

着いた。


テジャン!彼奴は俺の顔も

覚えてないようでした。

セヨンの事だけ覚えているようでした。


そう言う事か…自分に都合の悪い事は

思い出していないようだ。

とにかく此処に居るといい!



ウンスは二人を温かく迎えた。



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忘れられる前に…


このお話は連理之枝の生まれ変わり

のお話です。

忘れた方は読み返して下さいm(_ _)m