朝起きて、隣りにいる貴方。

とても安心する。

朝はベーコンエッグとトーストと

サラダとコーヒー。

初めての物ばかりだが、美味しい。

黒い液体?毒ではなさそうだ。

ひと口飲むと苦かった。薬湯か?

ウンスは平気で飲んでいた。

何か黒い液体に入れると甘くなった。

なかなか美味い。

そのうち慣れるわ。

朝はニュースを見ると、

前によく聞いたドラマとやらをみる。

続きがみたいが明日のお楽しみらしい

身支度をして、指輪を買いに行く

店の者が見せてくれたが、

もっと良いものを贈りたかった。

ケースに入れて並んでいるのをみた

高そうな物らしいが

これをと指差しウンスに

はめるとピッタリだった。

このままはめていく。結婚指輪は?

ブランドだか言う物を見せられ

二人に合いそうなものを買う。

文字は?と聞かれた。

ウンスが紙に書いて渡す。

直ぐにやります。と待っていたら、

箱に入れて持ってきた。

俺の指輪にウンスの名前

ウンスの指輪に俺の名前

金を無造作に出すと驚いていた。

それから、銀行と言う所へ行き

ローンとやらを全部払う。

そして、役所に行き婚姻届を

貰い自分の名とウンスの名をかく。

二人証人がいると聞いていたので、

ウンスの父親とジン殿に

書いてもらうと決めていた。

その紙を持ってウンスの両親に

いよいよ会う事になる。

此処では、ウンスがいなくなって、

それほど時が経ってないらしい。

逆に有難い。


車でいつもより長く走って着いた。

農場をやっていると聞いていた。

ウンスが呼び鈴を押す。

母親が出てきて心配したと泣く。

父親も出て来て無事で良かったと言う。

ウンスが俺を紹介すると驚く。

家に入れて貰えたので、丁重に

挨拶をした。申し訳ない事をしたのだ

謝るべきだが心の中で詫びた。

ウンスさんと結婚させて下さい。と

頼む。この娘のどこがいいのか?

と聞く父親に全てが好きだと言った。

大切な娘さんをこんな男で

すいません。一生かけて守ります。

と言うと、職業を聞かれた。

ジン殿が言ってた通りだ。肩書は

大事らしい。

名刺とやらを出した。

有名な所だったらしい。ジン殿有り難い

ウンスが選んだ方なら反対する

理由がないと両親が言った。

初めて連れてきた男だとも言った。

家も建ててるとウンスが言う。

ウンスもいい年だ。この機会を逃したら

そして、この青年は誠実だ。

快く、署名してもらった。

既に一緒に暮らしていると聞き驚くが

式は好きにしなさいと言われた。

自分が攫ったのに、都合の良い話だ。

しかし丁重に礼を行って、その日は

帰る事にした。婚姻届を出す為に。

役所でジン殿と待ち合わせる。

着くとジン殿も快く署名し、

おめでとうございますと言う。

二人で婚姻届を出す。

役所の人にも言われた。

おめでとうございます。

これで夫婦になれたのですか?

はい!と証明書を渡された。

これで二人はご夫婦ですと

ジン殿が言った。