こんばんは。
中小企業診断士のTAです。
本日は「心理的安全性」×「X理論・Y理論」をテーマとし、
「職場の空気」についてみなさまに問いたいと思います。
●心理的安全性
職場は上司や同僚、部下といったチームで仕事をするケースが多々あります。
まずは、チームにおける心理的安全性について取り上げています。
本記事は、日本能率協会マネジメントセンターから発行されている
石井遼介氏の「心理的安全性のつくりかた」を参考に記述しています。
「チームの心理的安全性とは、チームの中で対人関係におけるリスクをとっても大丈夫だ、というチームメンバーに共有される信念のこと」だとハーバード大学教授のエイミー・C・エドモンドソンは定義しました。
「対人関係におけるリスクをとっても大丈夫だ」という点は、成果のために必要な発言や行動をしても罰を与えられたりしない、リスクを許容できることを示します。
心理的安全性が高い職場は、成果につながる言動が生まれやすいともいえます。
なぜなら、自由活発な主張が行われ、より成果につながる選択肢をもてるからです。
では、心理的安全性が低い職場はどうなるでしょうか。
メンバーは、成果に結びつく選択肢があったとしても、罰を与えられるリスクを取りたくないと考えます。
ゲーム理論で代表的な囚人のジレンマに似ていますが、「主張しない」ことがリスク回避となり最適解となってしまいます。
心理的安全性が低い職場から、創造性の高いイノベーティブな商品やサービスが生まれると思いますか?
全てとは言いませんが、これが日本企業の現状です。
みなさまの職場を想像してみてください。
「職場の空気はおいしいですか?」
「働きづらいな」「職場に行きづらいな」「発言しづらいな」など、ネガティブな印象をもたれている方はいませんか?
その方は職場の心理的安全性が低いと思ってください。
●マクレガーの「X理論・Y理論」
マクレガーが提唱した「X理論・Y理論」はご存じでしょうか。
マクレガーによると、人は2つのタイプに分けられます。
-------------------------------------------
X理論:人は生まれつき怠け者で仕事嫌い
Y理論:人は生まれつき仕事好き
-------------------------------------------
上記を合わせてXY理論と言ったりします。
みなさま自身はどちらに当てはまると思いますか?
また、部下はどちらに該当しますか?
上司はどちらの理論の持ち主ですか?
X理論は性悪説に基づく人間観であり、人は命令や強制されないと努力をしないという前提で、命令と統制により管理することを提言しています。
一方のY理論は性善説に基づく人間観であり、目標達成に向けて自ら努力できるため、自己実現に訴えかけるマネジメントが重要と説いています。
私はXY理論について、X理論・Y理論のどちらも正しいと考えます。
人は生まれながらにして仕事が好きと考えていますし、時に怠けたいと考えるわがままな生き物です。
この現状を認識しているか否かは他の企業や組織、従業員と比較し大きな差です。
●「心理的安全性」×「X理論・Y理論」
前述した心理的安全性とXY理論は、一見するとチームや職場に適した人材配置が正しい行為だと思いがちですが、私は心理的安全性とXY理論について一人ひとりが認識する必要があると考えています。
また、状況により心理的安全性は高くも低くもなりますし、X理論の人間・Y理論の人間にもなりうると考えます。
心理的安全性が低い職場では、成果に対する意欲や発言が停滞するため、自然とX理論の人間が増えるといえるからです。
高い心理的安全性を確保するためには、チームや組織、自分自身を俯瞰し心理的安全性の高低や現状、自分自身がXYのどちらの思考回路になっているかを把握する必要があります。
チームの心理的安全性が低い状態であれば、「複数人との面接」や秘匿性の高い「申告書」などを使用し意見を吸い上げる仕組みが有効です。
当然、上席者が率先して心理的安全性について考えることが求められます。
被役席者についても、心理的安全性について考えなければ自分自身のチームや組織の安全性が底上げされることはありません。
このように、心理的安全性とXY理論は密接に絡んでおり、上席者研修や新入社員研修などで理解を深め、一人ひとりが自覚をもつべきテーマなのです。
朝礼や会議の時間で心理的安全性に関するYouTube動画を見ることも手段です。
人手不足や高齢化などで従業員をつなぎ留めたいと考える経営者の方は多いと思います。
従業員を大切に考えている経営者のみなさまだからこそ、働く環境のことを今一度見直してみませんか?
職場の空気をおいしいと感じられる企業にしていきましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
コメントでご質問も承っていますので、私をご活用ください。
