【○○から運動エネルギーを繋げれば最速最強!!】 | 身体能力を極限まで高める【ダンサーのための骨盤重心メソッド】

身体能力を極限まで高める【ダンサーのための骨盤重心メソッド】

◇繊細・しなやか・パワフル・ダイナミックなボディコントロール方法。

◇「一流」と「超一流」を隔てる壁。

ヒトの無意識的な反射・反応を踏まえ、
実践(本番)でパフォーマンスを最大限引き出す
究極のメソッドをお伝えしていきます。

ダンサーの身体能力を極限まで高める
ダンスパフォーマンストレーナー
たーきーです。

以前書いた記事の続きです(^^)

まずは軽くおさらい。

ダンサーのキレッキレな動作を生み出す鍵は主に③つ。

①関節可動域
『関節の動き』を意識する。
※筋の走行の意識では動作の【制限】になる

②筋肉の弛緩(ゆるみ)
<力んだ状態は動きづらい>

↑これらを体の反応を通して注意深く観察しながら
改めて普段取り入れているトレーニングを捉えなおすだけでも
かなりトレーニング効果が上がります(^^)♪


さらに!!

【骨盤】から運動エネルギーを繋げる!




骨盤重心メソッドでは【骨盤】が運動エネルギーの中枢であるとして捉えています。
(『股関節』や『仙骨』でもいいのですが、
あえてざっくり骨盤(全体)で捉えていきます。)


【骨盤】から運動エネルギーを伝えていきます。

その運動エネルギーの伝え方は

『背骨を1つ1つ積み上げていく』
or
『背骨を1つ1つ積み崩していく』

これだけ。

ダンサーはよく先生からも言われますよね(^^)

背骨を1つ1つ順番に積み上げるように動かしていく(繋げていく)と

体全体に『力み』とはまた違う微弱な【テンション】がかかってきます。

この【テンション】が動くことにはとても重要です。

逆に、
このテンションが抜けている状態では
体がまったくチグハグの動きをしてしまい、
初動も遅れ、
手や足等の末端部にまでエネルギーが伝わりません。

というかそもそも
だけ』『だけ』という四肢だけで体を動かそうとするとエネルギーの消費・浪費も激しく

手や足等の末端部からの作用はもっとも非力なパワーになってしまいます。

そんな状態では鋭い切れ味のパフォーマンスは発揮できません。

そのような体の使い方であると人は
『筋力不足』『パフォーマンスの頭打ち』を感じるようです。


・・・

ここで、
少し『人』の進化の過程を辿ります。

『人』は長年の歳月をかけた進化に伴って
手や足等の末端になればなるほど器用に細かく動けるように進化してきました。

しかしその反面、
エネルギーがたくさん宿る体幹部は固まり働きづらくなりました。

*体幹部の声*
「<手足さん>が俺たちの分まで働いちゃってくれてるから
俺たちサボってもよくね?
というか俺たち(体幹の動き)いらなくね?」

って拗(す)ねちゃってる感じ。

めっちゃエネルギーあるのに!

もったいない・・・!



『人』の進化の過程を遡(さかのぼ)っていくと大きなところでは【魚類】であったと言われています。






つまりほぼ手足なんてない状態で
体幹からのエネルギーで身体全体を操作していた遺伝子が残っているはず。

魚類であったときには手足(ヒレ)は進行方向の微調整などの補助的要素として主に使われていただろう。ということ。

しかし、『人』として成長を遂げたいま、
日常生活では器用で便利になった指先などの末端部(ヒレ)を使ってばかりで
体幹からの操作はほぼほぼやっていない。というか現代では必要ない。
そしてそのように身の回りの道具は作られてきている。

そうして、
より末端部だけでも生きていけるように進化を遂げた結果
『動物としての本来の身体能力』を失ってしまった。

そしてそこで『人』はを取り戻そうと知恵を働かせた。

「パワーが足りないのは腕力や脚力もしくは腹筋や背筋といった部分の筋力の衰えだ。
その部分・部位を鍛えて身体能力の向上を図ろう。」

・・・

しかしそれは本来の体の使い方ではない。

先にも述べたように
本来、進行方向の微調整をするくらいの役目の手や足等の末端部にいくら筋力をつけても
そのパワーはたかが知れている。

そして体は全体として連動していなければ不自然だ。

あくまでも「筋力が必要ない」とはいわないが。

しかし、

『何のために筋力をつけるのか。』

を質問していくと

身体操作の見つめ直すだけで十分にクリアできる。

思うようなパワーが発揮できないのは…
体力が衰えてきたと感じるのは…
部分的なたるみが出てきたのは…

筋力的要素だけの問題ではない。

そもそも、
筋力をつけるなら『体全体の連動性』
つまり
【動物としての本来の身体能力】をまずは復活させてからトレーニングに取り掛かることをオススメしたい。

そうすれば
より自由なトレーニング方法をみつけることができるだろう。





最後までお読みいただきありがとうございました(^^)