キラキラ桐野  夏生 氏キラキラ

この作家さんの本には、ずいぶん前から気になってた。読みたいけど難しいんだろなって,遠ざけていた。

読んでみて、やはり難しかった。ストーリーは興味津々なんだけど、使っている単語がすっげぇムヅッなの。まるで新聞記者になったみたいに。
 
内容は、不妊と女を蔑んでいる一昔前の日本社会を物語っている。日本の生理用品文化が1960年代~だから,そういうもんだろうね。 
ピルを好色そうな目で見る社会や・女は子供を産む機械としてしか見ない日本は、いつまで経っても変わらないんだろうなぁ。薔花子もピルを服用して13年目のこの春で卒業したけど、エッチの事じゃない理由で服用してたけどそういう目で見られると,差別的偏見だし・生きる選択肢が奪わられてる様な気がする。女子のアスリートはピル服用者が多いよ。大事な試合と生理があたると、パフォーマンスに大きく響くからね。

 

おそらく、賛否両論をすごく呼ぶ作品だと思う。
薔花子は、人間そのものの変化が変わりすぎて行ってんだなと、感じた。