あ、その前に。週末の岡山遠征は望外に良い結果となりました。よろしかったら別ブログでのレポートをどうぞ。

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Gold Finger の件のその後。

 

海外のLメディア(Pink News)なども批判的な記事を掲載したことが影響したのか、「シス・ジェンダーOnly」の入場ポリシーを(一応)撤回して「当イベントの雰囲気にそぐわない方の御入場をお断りさせていただくことがございます」に改めました。

 

実質的にトランス女性排除なのは変わらないけれど「差別的なポリシーを明示」するという最悪の状況は回避されたと捉えたいと思います。

 

どのコミュニティーにも差別はあるし、ビアンのコミュニティーに言いたいことはまだあるけれど。それに、マイノリティーの権利回復が黙っていて実現されることは無いとも思ってはいます(下記*参照)。でも、この問題はいったん向こうのコミュニティーに任せたいです。

 

 

だって、それも大事なことだけれど、振り返った時にトランス・コミュニティーの分断もやっぱり気になるから。みんなが同じ意見になる必要はないけれど、自分も含めての過度なルッキズムとか、(本人の意向も含めての)移行度合いが相対的に低いトランスジェンダーに対する排除的な感覚とか、そちらに働きかけることの方がトランスジェンダー当事者としての「わたしにとっての優先度」は高いと思います。

 

あとは、個人的な問題意識として、昨年までの(?)医学部入試の女子受験生差別に代表される「選考・採用に係わる女性差別」の問題にもっと知見を深めたいという希望も有ります。

 

 

まとめると、わたしが出来ることにもう少しちゃんと取り組める自分に成りたい。今は、あるきっかけで、そういう感覚が少し意識化できたんだと思っています。きっと自分なりにしなやかに生きたのであろう女性から感じたことを、自分なりに受け継いでいきたいと思います。

 

 

*差別の問題に関して今回ハッとさせられたのが、住居探しの際に「住民票必須」って明示されていたら、それは実質的な「外国籍お断り」だというツイート。わたしは外国籍の英会話講師とのやり取りも多かったし、自分が海外に住んでいた経験から外国人排除の問題に関しては割と意識がある方だと思います。それでも、住民票要求と外国籍排除は直結していませんでした。差別に関する問題点は、当事者以外にはそれほど見えにくいものだと言う事だと改めて思いました。