読み終わりました。

すごく良い本!
 
描かれる未来の予測はかなり陰鬱なもので、しかも(サピエンス全史を読んだ人ならわかると思うけど)とても説得力のあるものでした。
 
飢餓・疫病・戦争などの困難を克服した人類が、不死・幸福・神性を求めてたどり付いた未来は、集団としての人類はまだ価値を持つものの、個々の人間の価値は別の物にとってかわられている世界だった。人間にとって代わるものとは…
 
 
ただ、人間には、この本で描かれた未来の予測が実現してしまわないために、歴史を振り返って、自らをその軛から解放することも出来るはずだ、と言う力強い信念とメッセージが込められている事に、読み進めるうちに気づきます。
 
決して楽観は出来ないながらも、読み終わって心に力が湧いてくるような本でした。
 
 
こういう良い本を読むと、そこから次々と読みたい本が出てきちゃうんですよね。実は、次の本もすでに読み終わってて、それもとても良い本でした。でしたけど...節約中なので、調子に乗って本を買いすぎないようにしないとです~ (^-^;