カルロス・エレータ・アルマランの他界 | 暇老身辺雑記

カルロス・エレータ・アルマランの他界


 カルロス・エレータ・アルマランが一年前に他界していたのを知った。享年94歳であった。彼の名前を知る人は少ないだろう。しかし彼の作曲した「ある恋の物語」は殆どの人が耳にした事があるだろう。彼についての記事を4年前にアップした。以下に再掲する。



中南米音楽の作曲家Ⅵ カルロス・エレータ・アルマラン
 パナマの作曲家であるカルロス・エレータ・アルマランCarlos Eleta Almaranの名前は知らなくても、彼の作詞・作曲したボレロ「ある恋の物語(Historia de un Amor)」を知らない人は殆どいないのではなかろうか。トリオ・ロス・パンチョス、アイ・ジョージ、フリオ・イグレシアス、ナナ・ムスクーリ、ザ・ピーナッツ、布施明などの多くの歌手が歌い、また、ペレス・プラードがマンボに編曲して大人気を博した。
 インターネットでアルマランを検索していたら、とんでもない記事に出会い仰天した。「The PANAMA NEWS Volume 12, Number12,June18-July8,2006」に次のように記載されていた。拙訳を添えて引用する。
Octogenarian composer charged with sex with minor
Carlos Eleta Almarán, an 88-year-old musician and composer and former boxing manager, has been accused of having sexual relations with a 14-year-old girl by the teenager's family. On June 8 he was called before prosecutors for formal interrogation in the case.(80代の作曲家が未成年者との性交渉で告発さる―88歳の音楽家、作曲家、前ボクシング・マネージャーのカルロス・エレータ・アルマランが14歳の少女と性交渉を持ったとして、少女の家族から告訴されていた。6月8日にアルマランはこの事件に関する公式尋問のため検察庁に召喚された。)
 その後どうなったかは調べたが分からなかった。しかし、世界的大ヒット作「ある恋の物語」の作曲家が88歳でこんな事件を起こすとは、呆れ果てると言うか、凄いと驚嘆するべきか。
 さらに検索を続けると、コカインの密輸・密売での逮捕歴があるとか、1989年の米国によるパナマ侵攻事件の頃にはCIAのエージェントをしていたとかの記事が見つかり、アルマランの黒塗りの後半生が浮かび上って来た。
動画はスキャンダルを耳にした事がないギリシャの歌姫ナナ・ムスクーリが囁くように透明な声で歌う「ある恋の物語」。