篠山の音楽醸造酒 | 暇老身辺雑記

篠山の音楽醸造酒

 篠山市を訪れる観光客が歩くメインストリートである呉羽町の道路沿いに、「鳳鳴酒造」の酒蔵があり、自由に見学出来るようになっている。建物は筑後約200年だそうだが長年の風雪に耐えて来ただけあって、安定感があり老朽した感じなど全くない。最近はここでの醸造は殆ど行われず、篠山口近くにある工場で専ら生産しているらしい。

 「鳳鳴酒造」が全国的に有名になったのは、酒造桶に音楽振動を与えながら醸す音楽醸造酒がマスコミに取り上げられてからである。酒蔵では各種日本酒が販売されていたが、音楽醸造酒は「夢のとびら」と名付けられ、モーツアルト、ベートーベン及びデカンショ節で醸した3種類が並んでいた。音楽振動で酒の味が変わるとも思えないが、着想が面白い。酒蔵の中にはピアノが置かれ、演奏時の写真を飾られていた。デカンショ節で醸した「夢のとびら」を買って帰り試飲したが心なしかまろやかな良いお酒であった。