ハノイとその周辺-郊外の村訪問(その2) | 暇老身辺雑記

ハノイとその周辺-郊外の村訪問(その2)


暇老身辺雑記-昼食のご馳走 昼食のご馳走




 散策からお宅に帰って暫くして、昼食をご馳走になった。先ず、食前酒として焼酎にリンゴを漬けて半年間寝かせたと言う香りの高いリキュールを頂く。次いで豆のスープ、大きな魚の丸揚げ、豆腐料理、野菜の煮物、ポテトフライ、野菜サラダなどが供される。帰宅後ハインさんの姿が見えないと思っていたら、これらはハインさんの手料理との事だった。食事にはハインさんのお祖母さん、お父さん、兄さん及びハインさんが同席された。

 ご飯には、塩味の効いた揚げピーナッツを混ぜて食べた。当地の習慣らしいが、香ばしくて美味しい。魚の名前は分からなかったが、白身でスズキのような味がした。

 食事の後、ミルクの実と言う名の果実をご馳走になった。外皮が緑色で伊予柑のような大きさと形をしていて柑橘類のように見える。これを上下二つに切ってカップのように手に持ち、スプーンで白い果肉を掬って食べる。果肉は熟柿に似て柔らかく、練乳を薄めたような甘い味がする。中心部には柿に似た種が数個入っている。こんな珍しい果実を食べるのは生まれて初めてであった。日本に輸入されていないのは、日持ちに難があるためだろうか。あるいは、見た目よりも皮が薄いので輸送が難しいのかも知れない。

 この村にも近くマンションが建つそうだ。ハノイには郊外に次々と工業団地が建設され発展を続けている。そのインフラ整備のため、住居建設や道路整備が急ピッチに進められているのだろう。子供の頃の自宅の周辺にも似た緑一杯の静かな村も、変貌の時期を迎えているようだった。