福島原発1号機の核燃料のメルトダウン
これまで核燃料のメルトダウンは部分的だとしていた東京電力が、福島原発1号機の核燃料全てがメルトダウンして原子炉の底に落下し、さらに底を突き破って原子炉に穴が開いていると発表した。もしアメリカで原子力発電所 がメルトダウン を起こしたとしたら地球を突き抜けて中国 まで熔けていってしまうのではないかと言うブラックジョークが、「チャイナシンドローム」として有名になったのが思い出される。福島原発1号機のメルトダウンした核燃料がさらに格納容器にも穴を開け、地中深くにまで入ったかどうかは、今のところ分からない。しかし、メルトダウンした核燃料が核爆発を起こさなかった事が奇跡のように思われる。
浜岡原発の停止を決めた中部電力が、火力発電用燃料の購入に年間2千数百億円か掛かると述べていた。しかし、一旦核爆発を起こしたら何十兆ないしは何百兆円もの被害が生じる事を思えば燃料費位安いものだ。原発がクリーンで低コストの発電方式だと言う話を信じる人は、福島原発の事故以降激減した事だろう。原発依存を基本として来た日本のエネルギー政策は、脱原発に向けて舵を切らなければならない。そうでないと将来、国民に非常に高コストでダーティーな発電で得た電力を強いる事になる。