日本時間:8月25日(金)にロンドンで発表された記事をご覧になりましたか?

BBCなど英メディアは、1日に3、4杯の紅茶を飲むと健康になるという専門家
の研究結果を報じました。水を飲むよりもお茶のフラボノイドが抗酸化作用を発揮
すると言うものです。心臓発作やがんの予防につながるほか、虫歯にもならず骨も
強くするというニュースです。
参考までに・・
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060825-00000014-jij-int

紅茶ポリフェノールが様々な薬理効果をもち、身体に良い事はご存知だと思います
が、この発表で太鼓判が押されたとして、英国紅茶協会などでも大歓迎のようですね。

研究結果をまとめたロンドン大学キングズ・カレッジのカリー・ラクストン氏による
と、紅茶には良質な抗酸化栄養素があり、紅茶3杯でりんご1個の約8倍の酸化防止
効果があるそうですよ。
1日にリンゴ8個食べる事はできなくても、紅茶3倍飲むならできそうじゃないです
か?(私はもちろん飲んでますよ。)

1日中紅茶を飲んでいるイメージの英国人も今では1日に3杯未満しか紅茶を飲まな
くなっているそうです。ですから、このニュースで英国人の紅茶離れに歯止めをかけ
られるのではないかと期待されているそうです。

そもそも、英国人の紅茶離れの要因の一つにコーヒーの台頭があります。
英国紅茶情報を読んでいる際に、「表通りはコーヒー爆弾にほとんどやられてしまい、
裏通りにまでその威力は及んでいる。残った限られた店である○○は・・・」と、数店
残ったTeaShopの事を記載していました。
「コーヒー爆弾」とは紛れもなく、アメリカシアトル系に代表されるファーストフー
ドコーヒー店を指しています。「コーヒー爆弾」の表現がおかしかったのと、日本だ
けでなく英国にまでその爆弾が落ちていた事に驚いたのを覚えています。

コーヒーのファーストフードは沢山あるのに紅茶のファーストフードは何故出てこな
いんでしょう?(過去に全くないわけではありませんが・・・)

紅茶の持つ良さは、お茶の味や薬理効果だけではなく、その出来上がりを待つゆった
りした時間、立ち上がる湯気・・・スローフードだからこそ存在する魅力のためかな・・。

・・・なんて思ったりしてます。秋は近いですね。しみじみ・・・