趣味・嗜好は変わるといいますが、老いるとともに、ここのところ文化史へ関心が向いてきました。ウェーバーの影響もありますが。
鎌倉新仏教が隆盛する以前の仏教は、文字が読める知識人のためのものでしたが、鎌倉仏教は一般大衆化を図ったものでした。
弟子の親鸞上人は、さらに簡素化し、信じれば救われるとしました(浄土真宗)。そのため、浄土真宗の信者数が最多で、寺院には御朱印もありません。
道元禅師、栄西禅師は坐禅を通して悟りを開くことを宗旨としました(曹洞宗、臨済宗)。曹洞宗は政治色が薄く、臨済宗は政治色が濃いという性格の違いがあるようです。なるほど、臨済宗は京都五山、鎌倉五山のように政治との結びつきがありますね。
日蓮上人は、いずれも批判し、現世のご利益を志向しました(日蓮宗・法華宗)。他宗派と一緒の御朱印帳には、妙法と書かれますが、専用の御首題帳には独特の髭文字で南無妙法蓮華経と記されます。幼少時に誕生寺と清澄寺に参拝した記憶がありますが、車酔いの思い出しかありませんw
原点に立ち返って排他性が強いのが日蓮正宗です。現世をよくすることを重視したため、政治を変えることが必要とされ、派生の新興宗教は政党と密接な関わりがありますよね。
徳川将軍家の菩提寺は、浄土宗の増上寺と、天台宗の輪王寺と寛永寺に分かれていますね。家康公は東照宮、慶喜公は谷中霊園ですが。寛永寺の霊廟を参拝すればコンプリートなのですが、残念ながら年内の予約は締め切っていました。
多くの名刹を巡拝してきて、どのお寺がよかったかとよく聞かれますが、風光明媚という点でいえば、縁切寺として名高い、鎌倉の東慶寺です。大坂落城に際して、豊臣秀頼公の実娘、天秀尼が入寺したことでも知られます。
東慶寺にある前田青邨氏の墓ですが、苔が生い茂って、質朴な墓石とともに、情緒に溢れていると思いませんか。
来年のGW10連休法案が通ったら、修学旅行以来の奈良の名刹を巡拝したいです。






































