本人(?)のホームページによりますと。

「秋葉原出身のコツメカワウソの妖精。秋葉原観光推進協会公式キャラクター。 ユーチューバーとしても活動中。 SNS上での体を張ったチャレンジ動画が話題」なのだそうです。まあ、ゆるキャラなのでしょうが、やっていることは少しもゆるくありません。

外見は、黙って立っていれば、あるいは愛想のひとつもふりまいていれば、かわいい、でイケるのですが、ちぃたん、狂暴というか乱暴というか、無茶ばかりする、というか。

 



アタマの大きな着ぐるみのままで、斜面を転がり落ちるくらいはザラで、さらに驚くべきことにこの着ぐるみは、これまで見たところによると最大4着もあり、その4体で「なかよくバドミントンをしました」という動画が、ラケットの色(3本青で1本だけピンクなので、2対2のダブルスができない、ということらしい)のちがいで、いきなり殴る蹴るになったり。

なかよく野球をしました、というのが、バットを持っているほうがいきなりもう一体に殴りかかったりと、もう、ムチャクチャです。

Facebookに突然表示されるようになりました。私はそれまで見たこともありませんでしたが、おそらくあそこでの友人の誰かがフォローしているのでしょう。

そのムチャクチャなちぃたんなのですが、先日急に、悲観することはない、生きているだけでもほとんど成功、というポストをしてきました。ダメな自分も、何もできない自分も、それでいいじゃないの、とりあえず生きているのだから、というような内容です。その動画ではめずらしくもおとなしくしていました。

ちぃたんのくせに生意気だ、と思いましたが、その後は動画を見る眼がすっかり変わってしまいました。これ、もしかするとナカの人は、自分たちがいかに馬鹿馬鹿しいことをやっているか充分意識していて、でも、誰かが少しでも元気を出してくれればいいな、というのでやっているのではないでしょうか。

動画を見ればわかりますが、本当に身体を張ったものばかりです。いつ首の骨を折ってもおかしくありません。ナカの人はアメフトの防具でもつけていないと死んでしまうぞ、と思うこともしばしばです。

それでもちぃたんは、今日もハチャメチャな動画を上げています。立派だと思います。SNSでばかり威勢のよい人、あるいは、よるとさわるとハンタイハンタイとしか言わないような人たちよりも、自分で行動している分だけ、ちぃたんのほうが数段立派です。

だから、ケガしないようにな。ちぃたん。あの様子では絶対に、生傷はたえないことだろうけど。