ゴールデンウィークの帰省。

行きのJALで機内誌を読んでおりまして。あ、読むのは必ず読みます。浅田次郎さんのエッセイ「つばさよつばさ」が好きなので。

ページも終盤に、JALからの告知として、機内で「おむつ」も提供しているので、遠慮なく使ってほしい、ということが書かれていました。そのときには「ふうん」と読み流したのですが、時間が経つにつれ、ちょっと待ってくれ、という気持ちになってきました。

 



連休だったので、機内には乳児連れ多数。気圧の変化で耳に違和感が生じますので、絶対と言ってよいほどギャン泣きします。近隣の席に乳児がいると、まずこれを許容しなければなりません。最近は乳児連れの人の席が表示されているので、どうしてもイヤなら、少しでも離れた席を取らなければしかたがありません。

でも、考えてみると、乳児は座席を使わない限りは無料なんですよ。その上におむつも、なんなら好きなおもちゃ一点ももらえるわけですよ。それは、誰が負担しているのですか。それってもしかして、私のような一般の乗客が払っている料金から出ているのですか。

だったらそれは納得がいかない、というか、私のような子ナシ負け犬は、すでに税金(国税・地方税とも)で、「子持ち様」たちにずいぶんとご奉仕申し上げているわけですよ。あるいは職場でも「子供の発熱」で早退する人の後始末もずいぶんしてきたわけですよ。この上航空料金でまで、「支えて」差し上げないといけないわけですか。

いや、もう「善意」で「支える」のは、それはもう無理なので、いっそのこと「子持ち様」は上級国民なので、そのようにするのはもう、そういう身分制度である、という明示の規定にしてもらえませんか。あるいはせめて、乳幼児料金といったものを負担してもらえませんか。

ホビーショーで新幹線に乗っても、駅に車内に必ず放牧されている幼児はいるし、悪いけどこちらのガマンももう限界です。例えば乗り物は子供優先便、あるいは車両と、その代わり大人のみ、子供禁止に分けてもらえないですか。

子供がいるって、そんなに優先されるべきことなのかなあ。されるんだ、ならそれでもいいけど、だったらスマホばかりながめて、泣きわめく、走り回る子供は放牧のまま、ってのはやめてほしいなあ。