今年は変なのがこなかったです。

静岡ホビーショーのお客さんですね。去年はこんなものポリエチレン樹脂ならもっと大きなものが簡単に成型できる、と言うジイサン、一昨年はこれは戦争礼賛なのではないのか、というオヤジ(帽子・メガネ・マスクで顔を隠している)がいて、気分を害しましたが、まあ、たいていいるのでね。

 



じゃあ、迷惑な人はいなかったのかというと、そんなことはなく、お客さんではなくて隣のブースにいましたね。隣のクラブの人、おじいさんが2人。とか言いながら、実際の年齢は私とあまり変わらなかったりするのでしょうけど。

2人とも、ウチのブースを見にきて、あるいは見るふりをして、結局自分の作ったものはこんなにスゴいんだよ、と言いにくるんですよ。おそらく日曜の午後になっても自分の作ったものについて、誰にも声をかけてもらえないので焦ったというか、よい気分ではなかったのでしょう。

 



確かに2人とも技術的にはなかなかのものがありましたが、2人とも主催者用意のテーブルの上に、作ったヒコーキをポンと置いているだけなのですね。ホビーショーのクラブ合同展示会で、もしかすると万単位になろうかという作品のなかで、それで見てもらえるはずがないんですよ。

だからウチは苦労してベースを持ち込んで、人形やら地上機材やら配して、さらにテーマ展示にして、必死にアピールしているんです。見て下さい、ということをカタチであらわしているんですよ。悪いけど、置いたまま、みたいなものとは違うんですよ。

 



まあ、気の毒なので、何分か話は聞きましたが、アホらしくなったこともあって、他の人に呼ばれたふりをして、いいかげんなところで打ち切りました。なんだかなあ。どうしてもやりたいのなら、それこそA4一枚でもよいので、アピールするチラシでも作ればよいのに。

それに、この人たちにはウチがテーマ展示と、ベースその他をせっせと作っているのをどのように見ているのだろう。それには工数がかかっていない、あるいはタダだと思っているのかなあ。

つぎ込んでいる努力の量がちがう。ホビーショーの規模になると、プラモだけの技術で見てもらえるものではない。そこは理解しないと。