ガンダムファクトリー横浜。

当初は1年限りの予定で始まりましたが、コロナ禍のためにまったくと言ってよいほど集客できなかったため、1年延長され、さらに「熱い要望におこたえして」ということでこの3月末まで延長されました。

今度こそこれで終わりです。昨日は実は直前まで予定していなかったのですが、やっぱり見ておきたい、ということで、月曜日にキップを買って(デジタルチケットです)、行ってきました。

 



確かにこれで終わりだろうな、というか、限界なのだろうな、という感じでした。このガンダムは実は、背後にある巨大な機械部分から鉄骨製の四肢が生えており、それを動かしています。ガンダムに見える部分はFRP(ガラス繊維強化プラスチック)製のハリボテです。

 



このため、このガンダムの一番の強敵は風だったのだそうです。そのココロは、軽量な表面が持って行かれてしまうため。逆に雨や雪は表面を伝わり落ちてしまうので特に問題ないのだそうです。このあたりは過去3回行ったときに、展示施設内の人や、なぜか私に話しかけてくれたバンダイナムコの人が教えてくれました。

その機械部分は漆黒の塗装で目立たなかったのですが、これがグレイに退色しはじめており、けっこう目立つようになっていました。またガンダム表面にもオイルが落ちたのかなと思われる汚れが見られます。さらに「ドック」部分の鉄骨にもサビが出てきています。

 



ちょっとうら寂しいな、という感じはしました。ハイ。でもあと半月しかやらないのだからね。

それで、今は混んでいます。とても混んでいます。お客さんのうちかなりの割合は外国人旅行者なので、日本的な遠慮やら秩序といったことは存在しません。もしこれから行く人がいたら、そこで腹を立てたりしてもムダです。

 



あと、施設内のショップでは、もう数えるほどの品目しか売っていません。かつてあれだけたくさんあったプラモなんかも、ぜんぜんありませんでした。あわよくば転売して稼ごうと思って行ったので(コラ)、この点は残念でした。

さよなら。今までありがとう。横浜のガンダム。世界にひとつの、動くガンダムが自分の街にある、というのは誇らしかったよ。もし再来してくれることがあるのなら、待っているから。