2月14日の日記に書いたものが、昨日までに到着しました。

これ、何に見えますか。いつもの軍装品だろうが、と、見えますよね。ところが、コレ、NFL、アメフトのグッズなのです。

NFLは昨シーズン(つい先日のスーパーボウルで終わったシーズン)を通じて「Salute to Service」というキャンペーンをしていました。なかなか日本語になりにくい言葉ですが、強いて訳せば「その任務に敬礼」というようになろうかと思います。

 



これは、軍に敬意をあらわそう、という運動です。日本ではありえない、と言ったのは、そういう意味です。アメリカでは、たとえば空軍のサンダーバーズのパイロットが、メジャーリーグの始球式をして、その上をサンダーバーズが航過して行く、というような光景もありますが、我が国で自衛官がプロ野球の始球式をする、というようなことになったら、金切り声でハンタイのキチガイどもが騒ぎ始めるでしょう。

その国の人々から敬意をあらわされ、国で一番の人気スポーツであるNFLがこのようなキャンペーンをしてくれるかの国と、災害のときだけ都合よく使われて、事故など起こそうものなら、ひたすらにつるし上げられる我が自衛隊の違いですね。いったいこれは何でしょうね。

 



今回手に入れたのは、トラックジャケット、運動用のジャージのようなものが一点と、コーチジャケットと言われるようなものが一点です。ジャージが昨シーズン、ジャケットが2020シーズンのもので、アトランタ・ファルコンズのコーチ陣が実際に試合中着用していました。(2020シーズンは、このキャンペーンは時期を決めて行われました)

 



私も、今シーズンの映像を見て、見慣れたオリーブグリーンの衣装を着ているので、あれ、と思って調べてみると、そういうことでした。コーチジャケットはよく見ると、光り方のちがいでデジタル迷彩パターンがコーティングされている凝ったもので、110ドルの値札がついていました。

 



右腕についている星条旗が「前を向く」ように、左右逆になっているのがポイントですね。これは米軍がよくやっているゲン担ぎで、動物の顔をモチーフにしているエンブレム等で、顔の向きが逆の、左右それぞれの腕用、というのが用意されていたりします。

日本には入ってきていない、と思っていましたが、一応買うことはできるようです。ただし、日本的な「有名チーム」のみで、さらに現地価格の倍はしています。私は送料込みでも4ケタ、さらに送料のほうが高い、という感じで入手しました。

あまり政治的なことは言いたくないのですが、自分たちの国を守ってくれる存在に対する意識として、こんなにも違いがある、ということだけは述べておきたいと思います。

どちらも、普通に外出着として使うつもりです。日本ではめずらしいですが、コレクションしてしまうつもりはありません。

※アメリカで一番の人気スポーツは、観客動員とテレビ視聴者数では自動車の「NASCAR」である、という意見もあろうかと思います。そちらでも、特定のレースで、陸軍・海軍・海兵隊・沿岸警備隊のイメージ塗装をされたマシンが出走します。