KIT同級生の勧めで読む。

リクルート「創刊男」の大ヒット発想術 (日経ビジネス人文庫)/くらた まなぶ

¥750
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1章は「ちゃんとふつうに生活する」。これが面白い。消費者として何でこのコーヒーがいいのか、靴下は1000円パックで買ったのか、ごはんは何で中華にしたのか。一つ一つ受け手として、生活に熱中して、感情に忠実になる。それを心にとどめる。


2章3章はヒアリング。アポは好きな人→嫌いな人→ふつうの人の順番。好きな人に聞きまくる、偏っていいい。嫌いな人から思いがけない視点を得る。市場調査は昨日までの「数字」。マーケティング調査は明日以降の人の「気持ち」。5W1Hの相槌で何で?で「気持ち」を聞き出す。


4章のブレストは夢から語る。決して商品から、カタチから始めてはいけない。そこで発想が閉じてしまうからだ。大げさだったり滑稽なことが出てくるのはブレストが上手くいった証である。螺旋階段を夢→誰→何とあがっていて、それから最後にカタチを考える。


5章以降のカタチにすることも読んでて面白い。国語から算数へ。夢からカネへ。起業に必要なものは右手にロマン、左手にソロバン、心にジョーダン。


仕事が心から好きになるってこういうことなんだと思った。読み終わってとても気分がいい。それにとても勉強になった。リクルートはほんと面白い会社だな。


★★★★★  (2009/8/26,27)

今日から3期スタート。授業のベルが鳴らないなど休み明けムード漂う中、2コマを受けた。


・企業財務特論2

DCF法を中心としたファイナンスのおさらい。


ファイナンスの用語の一つ一つは聞き覚えがある。でも企業価値算定などと1つの問題としてつながると急に用語の一つ一つの定義があやふやだということに気がつく。まだ頭でしか理解していないからだなあ。3期は実践編ということで演習する中でしっかり身につけたい。


・マーケティング特論2

プロモーションについて。


新聞や電車広告を題材にどう感じるか?という問いは面白かった。新聞らしく価格や電話番号などの情報をたくさん載せているもの、一見何の広告だかわからないイメージ広告など。どんなターゲットのどんな購買段階を狙っているかが各種各様だからだろう。マーケティングセンスというものは身近なところで何でも養えるもんだと改めて思いましたニコニコ

KIT同級生のお勧め本として読む。

「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書)/谷岡 一郎

¥725
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これまで統計というものはほとんど学んだことが無かったしあまり信じてもいなかった。数字作りのイメージが強かったからだ。2期より統計を学び始め思った以上のできることの広さに関心が高まった。そしてこれは再び統計の胡散臭さを糾弾する内容である。う~ん忙しい(笑)


新聞記事を中心に身近な暮らしのアンケート調査などを題材にそのテキトーさや考慮の無さを指摘する。面白かったのは逆の因果。たとえば「ダイエット食品を食べる回数が多いほど肥満度は高い」という調査結果。太っているからこそダイエット食品を食べるだけである。指摘されれば当たり前。しかし気がつかずにやってしまうことが恐ろしい。


さまざまなバイアスの例


モデル構築時:

①相関と因果

②逆方向の因果

③隠れた変数/真の原因

④スプリアス効果

⑤単なる偶然


時期・回数:

①シーズナル・バイアス

②メモリー効果

③ドラマタイジング効果

④異なる条件下の比較

⑤成熟化

⑥パネル劣化


データ収集:

①主観測定

②低回収率によるバイアス

③ウソと忘却

④インタビュー効果

⑤インストゥルメンタル・ディケイ


質問票:

①ワーディング

②選択肢

③レイアウト


サンプル抽出時:

①数が少ない

②母集団がわからない

③比較できないサンプルを使う

④代表的な意見を反映していない


集計/分析時:

①後付け論理

②計算ミス


★★★☆☆  (2009年8月第3週)