ちょいエロい映像美の奇才★ブライアン・デ・パルマ
前回シネマ大好きのことを書いていて、好きな映画監督の一人ブライアン・デ・パルマを思い出しました。
ブライアン・デ・パルマは1940年生まれで現在79才です。
サイコサスペンスやアクション映画が得意で、長回しや、スローモーション、分割画面、目線アングルなど独特の画面作りがうまく、クライマックスでは特にそうした映像が炸裂し目を離すことができません。
その映像美にやられ、お気に入りになりました。
私が彼の映画を最初に観たのは、彼の最初のヒット作である、1976年制作のS.キング原作の青春ホラー作
キャリー
ラストでキャリーが超能力を使うシーンにはど~んと驚かされました
1980年には、アルフレッド・ヒッチコックの「サイコ」をオマージュに制作した
殺しのドレス
こちらもヒットしましたが、サイコと同じくショッキングなシーンが多く、かつ大変エロい
彼は、ヒッチコックに大変影響を受けていて、
このほかにもヒッチコックの作品「裏窓」「めまい」をモチーフに、1982年には
ボディダブルを制作。
どちらもデパルマの映像美が炸裂した作品でありますが、女性の描き方が少し変態的でエロく、エモーショナルです

アクション映画としては、
1983年にアル・パチーノ主演の
スカーフェイス
テレビドラマのシリーズものの映画化で
1987年にケビン・コスナー主演の
アンタッチャブル
1996年にトム・クルーズ主演の
ミッション・インポッシブル
を制作しいずれも大ヒットしました。
中でも、お気に入りは、「アンタッチャブル」です。
禁酒法時代のアメリカ、シカゴを舞台に、ギャングのボス、アル・カポネと財務省捜査官エリオット・ネスのチームとの戦いを描く。
ネス役の主演ケビン・コスナーはもちろん、同僚のション・コネリーやアンディ・ガルシア、カポネ役のロバート・デ・ニーロとキャスティングが見事。
いつものデ・パルマの映像美にスタイリッシュさが加わり、さらにエンニオ・モリコーネのテンポの良い音楽により映画がきりっと引き締まっています。
あの名画「戦艦ポチョムキン」の名シーンを再現させたと思えるシカゴユニオン駅の階段での銃撃戦も見所です。
そのほかカルト的な映画を含め好きな映画はいくつかありますが、私の一番のおすすめは1981年制作の
ミッドナイトクロス
デ・パルマの独特の映像美に溢れたスリリングなサスペンスでありながら、とてもロマンチックな映画。
かつ彼の変態ぶりが少し見え隠れする所が面白い。
まずはファーストシーン、女子学生寮で女学生が楽しく遊んでいる所を獲物を捜すように窓越しに覗いてる男。
そして男は歩みを進め、シャワールームで一人の女の子を見つけ、そこへ侵入する。
男はその子の首を締め付けようとすると、悲鳴ーー!!
そこでカット!
ここはフィラデルフィアのB級映画の制作現場で、映像に音を付けているところ。監督は悲鳴が気にくわなく、駄目押しでカット。
そこで音響効果を担当するのが映画の主人公、ジョン・トラボルタ演じるジャックです。
ある夜、ジャックは野外で効果音を収録している最中、川のほとりで自動車事故を目撃してしまう。
彼は車に乗っていた女サリー(当時デパルマの妻であるナンシー・アレンが演じる)を川から救出し病院に搬送するが、同乗者の男は亡くなってしまう。これがドラマの始まり。
当初事故と思われていることが殺人事件であることをジャックは突きとめる。
死亡した同乗者の男は、実は大統領選挙の有力候補者であり、すべてを闇に葬るための隠蔽工作にジャックが巻き込まれる。
ナンシーとジャックはいつしか惹かれ合う仲となったが、魔の手は唯一の証人ナンシーにも伸びる。
ジャックはナンシーを守れるか、ぎりぎりの攻防が映画のキモです。
クライマックス、フィラデルフィアの独立記念日の昼間のパレードの中、殺し屋にナンシーを連れ去れた後ジャックが追いかけて行くシーンでは、スローモーションなどデ・パルマの独特の映像が目まぐるしく展開し、目が離せません。
そして夜になってのラストシーン、ビルの屋上でナンシーの首を締めようとする殺し屋をジャックが発見。
ナンシーが付けていた隠しマイクからの悲鳴。
そこで、ナンシーを助けようとするが果たして?
花火をバックにしたこのシーンは本当に圧巻です。
最後に、ジャックはナンシーの沈痛な悲鳴をあの映画に使ってしまうのです。
こんな発想、デ・パルマはこの映画の脚本も書いているので、やっぱり少し変態です。
ブライアン・デ・パルマの映画を中心に長々と書いてしまいました。
まあ、秋の夜長に映画を見ることもいいですよ。
今日はこれまで
ほな
アートの案内人★シネマ大好きから思い出す
でも季節は秋、アートの秋でもありますので、今回はアートに関連してお話します。
関西ローカルの読売テレビでの深夜番組に
「シネマ大好き」という番組がありました。
私が20代後半頃に番組が始まったので、たぶん35年程前に始まり、20数年続いていつの間にか終わっていました。
この番組は、年に4、5回、1週間弱の深夜にシリーズで、あるテーマを設定し、そのテーマに沿った映画をノーカットで放送するものでした。
日本の映画はもちろん、アメリカ映画・ヨーロッパ映画の芸術作品や問題作品、そしてマニアックなものまで、どれも作品の
質が良かった。
私が特に印象に残っているのが、30年程前の核特集。
核戦争や原発事故など核の恐怖をテーマにした特集です。
記憶している映画のラインナップは、
核戦争を扱ったものとして
1964年制作シドニー・ルメット監督の未知への飛行
いわゆるキューバ危機によって、米ソ間で核戦争が現実に起き得る可能性が取り沙汰された時代の映画。
米空軍機が、コンピュータの誤作動により、モスクワを核爆弾で攻撃せよという指示を受ける。これを避けるためにアメリカが採った措置とは。
非常に緊迫感あふれるタッチで描く、ルメットの代表作の一つ。米大統領を演じるヘンリー・フォンダが渋かった。
二つ目は、1963年制作スタンリー・キューブリック監督の
博士の異常な愛情
こちらも同時代、米ソ対立の冷戦状況の中で制作された映画。
米空軍の司令官が精神異常になり、ソ連に対して水爆攻撃の指令を出してしまう。アメリカはこれを防ぐため様々な方策を講じるが、最終的には成功せず人類は。
ラストシーンが有名であまりにもシュール。
こちらはブラックコメディーで、あのピーター・セラーズの一人三役での快演ぶりがすごい。
三つ目が、いわゆるメルトダウンといわれる原発事故の恐怖を描いた1979年制作のチャイナ・シンドローム
とにかくテレビキャスター役のジェーン・フォンダと現場の技師役のジャック・レモンの名演技が光る映画です。
最後に、原子力関連会社での核燃料プラントでの不正行為に巻きこまれた労働組合の女性活動家の実話をもとにした、1983年制作のシルクウッド
主役は今や大女優となったメリル・ストリープ、注目を徐々に浴びつつある時期での映画で、演技がさえる。
シリーズとしてはほかにあったかもしれませんが、覚えていません。シルクウッドだけ初見でしたが、よくもこれだけ良い映画を集めたなというのが、感想でした。
他のシリーズでも、ルイ・マル監督を日本まで招いての「フランス映画」特集や、「小津安二郎とヴィム・ベンダース」特集など今考えてもワクワクするものがありました。
このような番組を制作したスタッフの熱意や映画ヘの愛情を感じます。
WOWOWやスカパーがなかった時代
名作や問題作の映画に出会うためには、名画座やたまに行われる名画鑑賞会しかなかった時代には貴重な番組でした。
現在はコンテンツがあふれている時代ですが、
アート、芸術文化の世界では本物にアクセスを導いてくれる、案内人が重要だと改めて思います。
音楽、文学、美術、どの世界にもその道に情熱と愛情を持った人達がいて、私達を導いてくれました。
最近そんな人達が少なくなっているようで残念です。
機会があれば、また影響を受けた案内人について書きたいと思います。
今日はこれまで
ほな
二十億光年の孤独
く関東は台風直撃で大変だったようですね。
一方、大阪は猛烈な暑さです。
最近ツイキャスである女の子が夜中に朗読をしているのをたまに見て癒されたりしています。
そうしたら自分の詩を朗読する谷川俊太郎のことを思い出しました、
彼の詩について、自分のブログに昔書きました
そこで、そのブログを少しだけいじって再びアップすることにしました。
2016年9月投稿分
人間ドッグが終わったので、家で音楽でも聞きながら、詩集を読もうと思いました。
なぜ珍しく詩集かというと「ことばあそびうた」の訓練のため、詩集を買ったからです。
詩集の名は「谷川俊太郎詩選集」です。
谷川俊太郎は現在84歳で、詩人、脚本家、「マザーグースのうた」で有名な翻訳家です。
詩選集で「ことばあそびうた」をみた後、最初から読んでいくと、谷川が21歳の時に書いた最初の詩集「二十億光年の孤独」がありました。
その詩集に同名のタイトルの詩があります。
二十億光年の孤独
その一節
万有引力とは
引き合う孤独の力である
宇宙はひずんでいる
それ故みんなは求め合う
宇宙はどんどん膨らんでゆく
それ故みんなは不安である
ドカン!凄すぎる‼
2016年9月投稿分
人間ドッグが終わったので、家で音楽でも聞きながら、詩集を読もうと思いました。
なぜ珍しく詩集かというと「ことばあそびうた」の訓練のため、詩集を買ったからです。
詩集の名は「谷川俊太郎詩選集」です。
谷川俊太郎は現在84歳で、詩人、脚本家、「マザーグースのうた」で有名な翻訳家です。
詩選集で「ことばあそびうた」をみた後、最初から読んでいくと、谷川が21歳の時に書いた最初の詩集「二十億光年の孤独」がありました。
その詩集に同名のタイトルの詩があります。
二十億光年の孤独
その一節
万有引力とは
引き合う孤独の力である
宇宙はひずんでいる
それ故みんなは求め合う
宇宙はどんどん膨らんでゆく
それ故みんなは不安である
ドカン!凄すぎる‼
胸にこたえた
タイトルを含め、大胆な発想やみずみずしい感性にただただ脱帽!
遠い高見
タイトルを含め、大胆な発想やみずみずしい感性にただただ脱帽!
遠い高見
今回追加投稿分
最後にもう一つの詩.「生きる」
NHKで過去に放映していた朗読をモチーフにしたドラマ
「この声をきみに」でも群読されていた。
また、くしゃみ。チャンチャン
ほな





