さぁいよいよ北陸新幹線が敦賀まで開業しますね!
北陸地方はその話題で盛り上がっていると思います。
ですが、この延伸、果たして必要だったのか大いに疑問です。
金沢から先の地域、特に福井県は東京よりも大阪や名古屋との結びつきの方が強いはずです。
これまで直通で大阪や名古屋へ乗り換えなしで行けたのに、これからは敦賀で乗り換え必須です。
大阪や名古屋から福井までの新幹線による時短効果はわずか3分だそうです。
その3分のために乗り換えもして、運賃も高くなる、どう考えたってコスパ悪すぎです。
その手前の武生までの利用ならどうでしょう?何のメリットもないと思います。
不便になるのは明白なのではないでしょうか?
東京から行く分には便利になるかもしれません。
しかし、現実に地元の人にとってどこまで恩恵になるのかも疑問です。
結局、東京一極集中の考えが根底にあって、全ての道はローマに通ずのように全ての新幹線は東京に通ずという発想なのかもしれません。
以前、新潟経由で富山に旅をしたことがあります。
昔は新潟から富山に行く特急がありましたが、新幹線開業で、一度妙高まで行って新幹線に乗るというのが正規ルートになってしまって、新幹線料金をケチろうと思うと、直江津までは特急がありましたが、そこからは各駅停車の旅でした。
これって便利になったのか?非常に疑問に感じました。
せめて、大阪から金沢、名古屋から金沢までの列車は残しておくべきだったのではないかと思いますし、新幹線できた途端に在来線は切り捨てるっていう最近のJRの姿勢も無責任だと思います。
新幹線は正義みたいな発想になっていますが、ちょっとそれは違うのではないか、都会の論理で地方のことを考えているんだと思います。東京目線の発想だと思います。
西九州新幹線もそうですが、はっきり言って、そこに新幹線通さなくても別にいいじゃんってのがあります。
北海道新幹線以外はこれ以上日本に新幹線は必要ないと思います。