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○●○●○●○●○●
2023/10/13
2024/9/4
監督・脚本 石井裕也
原作 辺見庸
音楽 岩代太郎
出演
堂島洋子/宮沢りえ
堂島昌平/オダギリジョー
さとくん/磯村勇斗
坪内陽子/二階堂ふみ
産婦人科医/板谷由夏
陽子の両親/鶴見辰吾、原日出子
きーちゃんの母/高畑淳子
園長/モロ師岡
さとくんの恋人/長井恵里
大塚ヒロタ、笠原秀幸
(あらすじ)
堂島洋子は夫・昌平と2人暮らし。
彼女は童話作家として脚光を浴びたが、
心臓病を抱えて生まれ、
言葉を発することなく3歳で亡くなった息子のことが原因で
何も書けなくなってしまった。
昌平はそんな彼女をサポートしながら
アニメを作っている。
生活のために
障害者施設のスタッフとして働き始める洋子。
そこは想像以上に過酷で、
入所者の人権を尊重しているとは言い難い状況もあった。
入所者の中に、
自分と同じ誕生日で、
見えない・話せない・歩けないきーちゃんを見つけ、
洋子は親近感を抱く。
同僚には作家を目指す陽子や、
絵本を作って入所者を楽しませようとするさとくんらがいた。
陽子は洋子のファンだったらしい。
「ここにいたら誰もまともではいられない」と言う陽子。
彼女は酒に溺れ気味。
家族への不満や自分の不遇を
さとくんや彼の聴覚障害の恋人の前で愚痴る。
昌平はマンションの管理人の仕事を始める。
洋子の妊娠がわかる。
また普通の子供が産めなかったらどうしよう、という
不安が洋子を襲う。
洋子は陽子にだけ心情を吐露し、
さとくんと共に自宅へ誘う。
さとくんには絵の才能があり、
さとくんは堂島夫妻の才能を称える。
そして、死を描くには
音と匂いを感じさせることが必要だと説く。
自分だけが蚊帳の外になってしまった陽子は
洋子の被災に関する文章にはそれを感じなかったと言い出し、
妊娠のことも口にする。
洋子はごまかす。
そんな中、さとくんの心の中に障害者への対応に対して
大きな疑念が芽生え始める。
(感想)
2016年7月28日に起きた
植松聖死刑囚による
相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」での
大量(45人が被害に遭い、うち19人が死亡)殺傷事件を基にした
辺見庸の小説の映画化。
原作にはない、
心臓病を抱えた幼い息子を亡くした夫婦のエピソードが加えられている。
このエピソード自体は悪くはないのだが(泣ける)、
事件と対比すべきものだったかは賛同しかね、
この事件の本質がぼやけてしまった感はある。
石井監督は「生きる」ことを主題にするためにそうしたのだろうが。
宮沢、磯村(植松役)、オダギリ、二階堂のメイン4人の好演もあり、
見ごたえのある作品になっている。
が、私が一番驚いたのは
原日出子の目の痙攣だ。
あれで彼女が内面に物凄いストレスを抱えていることがわかって、
私はその表現に感動した。リアル。
高畑淳子の嗚咽も素晴らしい。
オフィシャル・サイト
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映画、音楽
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原作 辺見庸
音楽 岩代太郎
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さとくん/磯村勇斗
坪内陽子/二階堂ふみ
産婦人科医/板谷由夏
陽子の両親/鶴見辰吾、原日出子
きーちゃんの母/高畑淳子
園長/モロ師岡
さとくんの恋人/長井恵里
大塚ヒロタ、笠原秀幸
(あらすじ)
堂島洋子は夫・昌平と2人暮らし。
彼女は童話作家として脚光を浴びたが、
心臓病を抱えて生まれ、
言葉を発することなく3歳で亡くなった息子のことが原因で
何も書けなくなってしまった。
昌平はそんな彼女をサポートしながら
アニメを作っている。
生活のために
障害者施設のスタッフとして働き始める洋子。
そこは想像以上に過酷で、
入所者の人権を尊重しているとは言い難い状況もあった。
入所者の中に、
自分と同じ誕生日で、
見えない・話せない・歩けないきーちゃんを見つけ、
洋子は親近感を抱く。
同僚には作家を目指す陽子や、
絵本を作って入所者を楽しませようとするさとくんらがいた。
陽子は洋子のファンだったらしい。
「ここにいたら誰もまともではいられない」と言う陽子。
彼女は酒に溺れ気味。
家族への不満や自分の不遇を
さとくんや彼の聴覚障害の恋人の前で愚痴る。
昌平はマンションの管理人の仕事を始める。
洋子の妊娠がわかる。
また普通の子供が産めなかったらどうしよう、という
不安が洋子を襲う。
洋子は陽子にだけ心情を吐露し、
さとくんと共に自宅へ誘う。
さとくんには絵の才能があり、
さとくんは堂島夫妻の才能を称える。
そして、死を描くには
音と匂いを感じさせることが必要だと説く。
自分だけが蚊帳の外になってしまった陽子は
洋子の被災に関する文章にはそれを感じなかったと言い出し、
妊娠のことも口にする。
洋子はごまかす。
そんな中、さとくんの心の中に障害者への対応に対して
大きな疑念が芽生え始める。
(感想)
2016年7月28日に起きた
植松聖死刑囚による
相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」での
大量(45人が被害に遭い、うち19人が死亡)殺傷事件を基にした
辺見庸の小説の映画化。
原作にはない、
心臓病を抱えた幼い息子を亡くした夫婦のエピソードが加えられている。
このエピソード自体は悪くはないのだが(泣ける)、
事件と対比すべきものだったかは賛同しかね、
この事件の本質がぼやけてしまった感はある。
石井監督は「生きる」ことを主題にするためにそうしたのだろうが。
宮沢、磯村(植松役)、オダギリ、二階堂のメイン4人の好演もあり、
見ごたえのある作品になっている。
が、私が一番驚いたのは
原日出子の目の痙攣だ。
あれで彼女が内面に物凄いストレスを抱えていることがわかって、
私はその表現に感動した。リアル。
高畑淳子の嗚咽も素晴らしい。
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