Jimmy ~アホみたいなホンマの話~

企画・プロデュース/明石家さんま
監督 光野道夫
脚本監修・脚本 大岩賞介
脚本 山浦雅大、麻倉圭司
主題歌 最後の夜汽車/MISIA
出演
解説/明石家さんま、ジミー大西
大西秀明/中尾明慶
明石家さんま/玉山鉄二
村上ショージ/尾上寛之
Mr.オクレ/六角慎司
とっさん/宇野祥平
日比谷/中村靖日
マスター/八十田勇一
おちゃこのおばちゃん/濱田マリ
宇田川部長/中村育二
高宮京子/木南晴夏
三宅恵介/佐藤浩市
大竹しのぶ/池脇千鶴
中田ボタン/
岡八郎/
間寛平/間慎太郎
ザ・ぼんち おさむ/
島田紳助/
野球部監督/生瀬勝久
片山理子/徳永えり
定食屋のおかみ/手塚理美
医師/温水洋一
プロデューサー/山崎銀之丞
占い師/楊原京子
美里/
暴走族/金井勇太
落武者/木村拓哉
(あらすじ)
第1話
子供の頃から何をやってもダメな大西。
唯一得意だった野球で高校へ進学したものの、
監督のサインが理解出来ず。
卒業後は
監督の世話で吉本興業に就職出来たが、
失敗続き。
中田ボタンに怒られて
頓珍漢な反省をしていた彼を
アイドル的人気だった明石家さんまが見かけ、
優しい彼に懐くようになる大西。
だがテレビ中継されている
岡八郎が座長を務める吉本新喜劇の舞台で
笑いを取ろうとするあまりに
放送禁止用語を口走ってしまう。
第2話
岡に殴られ、
宇田川部長にはクビにすると言われて
すっかり落ち込む大西。
彼はそれまでの自分の惨めな人生をさんまに話すが、
さんまは初めて
彼の半生を「おもろい」と肯定してくれたのだった。
涙を流して喜ぶ大西。
大西をクビにするという宇田川に
だったら自分も辞めると言うさんま。
救われた大西は
間寛平座長の吉本新喜劇公演へ出演するようになり、
片山理子と出会う。
彼女は大西に小学生時代の
亡くなった初恋の相手を思い起こさせる。
理子が東京へ行くことを聞いた大西は
自分も吉本を辞めて東京へ行くとさんまに宣言する。
第3話
理子はひとりで東京へ行ってしまった。
大西は前言撤回、
さんまに弟子にして欲しいと頼むが、
弟子を取らない主義の彼に断られる。
さんまは面倒見のいいザ・ぼんちのおさむに
大西を弟子にしてくれるように頼む。
が、大西の頭はさんまのことでいっぱい。
さんまにでたらめな女性スキャンダルが持ち上がり、
大西はなんとか彼を救いたいと思っていたところ、
女性占い師に声をかけられて色仕掛けで迫られる。
第4話
占い師によって
宗教に金をつぎ込むこうになった大西。
そのことが原因で
おさむから弟子をクビにされてしまった。
だが大西の真意が
さんまを救いたいという気持ちだと知った
ショージ、オクレ、とっさんは
占い師に今後彼に近づかないように話をつけてくれる。
しかし占い師はさんまに近づき、
大西の子供を妊娠したので堕胎したいと金を要求する。
実際、2人には肉体関係はなかったのだが。
その場を写真週刊誌に撮られ、
さんまに堕胎させた噂が出てしまう。
周囲に冷たくされるさんま。
責任を感じた大西はテレビ局を訪ね、
彼の潔白を訴える。
その姿を見たさんまは
彼を弟子にすることを決め、
ゴリラ顔の彼にちなんで
「ジミー大西」という芸名をつける。
時同じくして、天才ゴリラのジミー死去のニュースが
テレビで放送されていた。
スキャンダルも落ち着き、
東京から大阪へ飛行機で移動するさんま。
だがその飛行機が墜落したというニュースが。
第5話
さんまは飛行機墜落事故を免れていた。
さんまはショージ、オクレを
貧乏ネタでテレビ「オレたちひょうきん族」でブレイクさせたが、
個性が強すぎるジミーはこの中に入れなかった。
ジミーには焦りも悔しさもない。
久々に東京へ遊びに来たジミー。
さんまに美里という女優の恋人が出来た。
仲間たちは密会に協力していた。
ジミーは彼女とプロデューサーが
同じ匂いをしていることに気がつき、
彼女の不貞を見抜くが、
美里にやり込められてしまった。
そしてジミーが川へ飛び込んだという知らせが…
第6話
ジミー自殺未遂か?と思われたが、
実際はただ落ちただけだった。
点滴に焦れたジミーは
それを飲もうとする。
さんまは「男女7人夏物語」に主演。
大竹しのぶと出会う。
その顔合わせの日、
運転手のジミーの勘違いで大遅刻してしまう。
ジミーはさんまの後押しと三宅恵介の抜擢で、
その個性を発揮、人気者になっていく。
さんまはしのぶと結婚する。
第7話
ジミーに女性マネージャーの京子がつけられたが、
セックスのことばかり考えているジミーを嫌悪する。
島田紳助から
有名人が描いた絵を紹介する番組で
オチになるような絵が欲しいと言われたさんまは
ジミーを推薦する。
京子はさんまに相談し、
仕事を目いっぱい入れてセックスのことを考えさせないようにし、
「落ち着いて絵が描けない」というジミーのために
絵のアトリエを借りる資金を作る。
だがその絵は大変な評判を呼ぶ。
第8話
画家としての才能が認められたジミー。
個展の話が出るが、
芸人としての仕事が忙しくてなかなか描けない。
芸人としても画家としても
中途半端な自分。
煮詰まる彼だったが、
彼が尊敬する岡本太郎から手紙をもらい、奮起する。
京子との関係にも変化が出て来る。
東京での個展が大成功、
大阪での個展のために新作を描いていたジミーだが、
アトリエが雨漏りしてしまい、描いた絵が台無しになってしまった。
第9話
絶望し、京子に当たってしまうジミー。
だがさんまの機転で
個展にはこれまで彼が仲間に送っていた絵が展示されて
事なきを得た。
ジミーにスペインでの画家活動の話が持ち上がる。
スペインに憧れていたジミーだったが、
さんまと離れたくなかった。
更に岡本太郎死去のニュースが彼を落ち込ませる。
彼は笑いはさんまに、絵は太郎に見てもらおうと
頑張っていたのだ。
しかしさんまの「お前はみんなから見られている」という説得で
スペイン行きを決意、
京子と結婚もするのだった。
(感想)
ネットフリックス・オリジナル作品で
そもそもは
小出恵介がさんま役を演じて撮影が済んでいたが↓、


彼が淫行事件を起こしたため、
元々オファーをして断られていたタマテツで
撮り直した、紆余曲折あった作品。
さんまのプロデュース作品で、
実はジミーちゃんの借金返済のために企画したのかな?とも思った。
現在、ジミーちゃんは風俗通いで借金まみれらしい。
ジミーちゃんに対して、
そういう手助けをさりげなくしてきたさんまのエピソードが
ドラマにたくさん登場するので、
そんなことを勘ぐったりもしちゃう。
さんまヨイショ!な感じがしないでもないが、
さんまのような人が近くにいたら
メンヘラになったりすることもないだろう。
不幸を笑いに変える打たれ強さは
人間にもっとも必要な能力だ。
各回冒頭とエンディングに
さんまとジミーちゃんが登場してトーク。
最終話のエンディングは、
ジミーちゃんのお葬式という設定で、
ショージとオクレも登場し、
当時のエピソードを話して笑わせる。
ジミーちゃんは、
挿入される画は唯一無二のセンスだし、
返しも奇特で面白いし、
欲望に忠実→嘘がつけない人とも言えるし、
素直でまっすぐなところを
周囲が放っておけなくなるのもわからなくもないし、
月に話しかけるロマンティスト、みたいな描き方をしているが
犯罪者ギリギリなのは確か。
中尾の好演がその心象をアップさせている。
彼はいい仕事をした。
芸達者が揃っている中でも、
オクレ役の六角がそっくり。
池脇が大竹っていうのも、なるほど、と。
内容的には
フジテレビの地上波向きなんだけど、
そうしなかったのは時代の変化なんだろうな。
今は心に余裕がなくて、
ジミーちゃんみたいな人を切り捨てる風潮だしね。
昭和生まれのおっさんは、
笑って、元気になって、優しい気持ちになれた。
MISIAのエンディング曲もいい感じ。
主題歌
![]() | MISIA SOUL JAZZ SESSION 2,200円 Amazon |
![]() | 最後の夜汽車 250円 Amazon |
○●○●○●○●○●
↓ランキング参加中です。
にほんブログ村

映画評論・レビュー ブログランキングへ
↑クリック、よろしくお願いします。
○●○●○●○●○●
twitter (←リンク)
○●○●○●○●○●
○●○●○●○●○●
映画、音楽
MusiCinemania by Uzo★mUzo

