KING GAME キングゲーム

オンライン試写会

監督　江川達也
脚本　ナーキカインド、保坂大輔
音楽　白井良明

出演　石田卓也、芦名星、窪塚俊介、前田愛、堀部圭亮、山本浩司、夏目ナナ、
ジェイ･ウエスト、佐藤千亜妃、川村ゆきえ、ジェリー藤尾、木村佳乃

（あらすじ－ほぼネタバレ）

１０人の男女が誘拐同然で集められ、監禁状態で王様ゲームを
１０日間やらされる。

司会は白兎（川村）。
本名は明かさない決まりで、
終了後にはそれぞれの希望が叶えられることになっていた。

皆の様子を、別室から監視カメラで見ている外国の老人（藤尾）。

皆からの評価で食事のランクが決められ、
横分け（山本）はいつも評価が低く、不満顔。

殿下（窪塚）とチェーホフ（芦名）は何かいわくありげで、
チェーホフの部屋には脅迫状が届いていた。

ジョニーＢ（ジェイ）はミュージシャンで、
八王子（佐藤）は彼のファン。

横分けの発言から、
酸素が調節されて幻覚が見えるようにされていたり、
自分たちが船に乗っていることがわかる１０人。

山登り（堀部）とヨシツネ（夏目）は結ばれる。
だが、ヨシツネは死亡。
彼女は病気で、自分の葬儀を出してもらうことが希望だった。

船が座礁し、救命ボートも救命胴衣も８人分しかなく、
山登りが自ら犠牲になる。
それもゲームだと知り、白兎を殴る横分け。

山登りに思いを寄せていたジョニーＢと、八王子は
精神鑑定の結果、返される。

横分けが白兎の部屋に入るのを見るひこうき雲（前田）。

チェーホフにＳＭ嗜好があり、
殿下の父親と愛人関係にあったことがわかる。

横分けが自分は刑事だと告白、
保険金詐欺事件の犯人を追っており、山咲（木村）が犯人だと言い出す。
彼は当初、チェーホフのことを疑っていたのだ。
だが真犯人は白兎だった。
白兎と男女の関係になっていた横分けを批難する山咲。

スズ（石田）とひこうき雲は、山咲の王様当選率が
ずば抜けて高いことを見抜き、不正では？と問いただす。

山咲は　自分がこのゲームのスタッフであることを告白、
ゲームを続行するように頼むが、
横分け、ひこうき雲、白兎は帰ってしまった。

残ったスズ、殿下、チェーホフでゲームは進められ、
チェーホフを求める殿下に、
「あなたは私を愛しているわけではなく、お父さんに嫉妬していただけ」と
彼女は言い、スズへの愛を告白する。

酸素の調節と、
殿下の怒りから　幻覚の虎が現われ、殿下とチェーホフが倒れる。

そして、勝者はスズとなる。

山咲から、このゲームの目的は
ドコカノ国の王様を決めるものだった、と聞かされるスズ。

かつてドコカノ国の船が座礁した際、日本人に親切にされ、
いつかこの国の王を日本人から迎える、と約束したのだと言う。
集められた１０人のルーツは、皆、ドコカノ国だった。

だがスズは抜け出し、殿下が王になった。

スズは砂漠をチェーホフと手をつないで歩いていた。

（感想）

Ｖシネマ、だと思って観ること。
そのレベル。

石田卓也は、最近そういう作品への出演が多いような・・・
いいものを持っていたと思うんだけど・・・
輝きがなくなる前に、もっと作品に恵まれるといいな、と思う。

鴨川ホルモー　（←リンク）に次いで、
また芦名が恋人役だけど、
彼女の役柄は、似ていて・・・
意外性がない。

木村佳乃は最近いい感じだと思う。
演技を見るのが楽しみな女優になった。
他にも、窪塚、堀部、山本、夏目、川村などが印象的な芝居をしている。
前田にはもうちょっと見せ場があっても良かったし、
役柄的にもそうしたほうが面白かったのでは？
そして、お久しぶり、ジェリー藤尾。元気でなにより。

ずば抜けて面白いわけでもなく、
つまらないわけでもない。
斬新さもあるようで、ないような・・・

人間性が崩壊していくサマを描いた作品、なのかと思ったけど、
それほどドギつくもなく・・・
オチは意外ではあったけど、
何となくドギついオチを期待してしまっていたので、
肩透かしをくらった感。

オフィシャル･サイト
http://king-game.jp/pc.html




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