能って言葉を聞いただけでも,遠〜い世界.
その,「狂言と能」鑑賞に行って来ました!
決して!私が自主的に予約したものではありません
小さい時から,能の舞踊を習っていた友達からのお誘い でした.
急に連絡をもらって,引越し作業の疲れの中,ずいぶんと,行くか断るか迷ったのですが・・・
体験してきました
場所は国立能楽堂.
次々とおいでになるお客様の年齢層・お召し物・雰囲気が違うのです
開演・午後1時, 狂言/ 菊の花 能/ 檜垣
わたし,初めは,それらしく振る舞っていたつもりでした・・・
それが,いつの間にか,ガクッと頭が落ちたことにびっくり,ハッと目が覚め・・・
またガクッと. 懲りずに何度も繰り返してしまいました.
慣れない場所に,ガンバって行くものではありませんね. 半分くらいは,見たかもしれません.
私が知っているコンサートと違うな〜,と思ったまったく個人的な感想です.
○ 始まりの音や合図もないままに,演者たちが,しずしずと入場 それぞれの決まった場所に着地
○ 古い日本語セリフのため,まったく理解不能な意味 !
(そのため,前の列の背もたれに,小さな翻訳機がセットされています・
古い日本語を今の日本語に 笑 )
○ 五文字・七文字のセリフが多く,耳に馴染んだリズム
○ 一つ一つの動きが,とにかくゆるりゆるり. 昔の世界って,この早さで回ってたのかしら.
○ 笛,小鼓,大鼓のリズミカルな響きの,気持ち良いこと!
( わたしって,日本人なんだわ〜〜 )
終演後,友達は,出演なさっていた先生をお誘いし,3人で(私までが同席)食事となりました.
先生は,80歳を過ぎられた京都弁のおじいちゃま,でした. とってもお若い!
私: 先生! 〇〇さんは,どんなお子さんだったのですか?
先生: 〇〇ちゃんは,マジメな子やったな〜.覚えも,はようてな.
さっきまで舞台におられたとは思えない,気さくで,あったかいお人柄にホッとしました.
友達: 先生,お疲れでしょう?
先生: いや,緊張してな,今日は大丈夫なんやけど,
昨日は,「檜垣」は,10年ぶりやさかい,緊張して寝られへんかったわ.
能の世界一筋に生きてこられた方でおられても・・・
と夜は更けていき,先生は,明日の用事のために京都に帰って行かれました.
それから!!
ワタシ,疲れています〜〜〜!と体がぐったり!
はやく,お家に帰りたい 文化も,古典も,またこんど!
自宅にもどると,緊張も溶けて,尚のことドッと重たくなりました
とにかく,早く寝ましょ.
時間が経ち,友達へ感謝のみです.
彼女も久しぶりに会った先生と昔話しで盛り上がり,楽しそうでした.
本日もお読みいただいて有り難うございます.
穏やかな日が続いております.
良い一日を,お過ごしになってください.