前回,マダムのお誕生日の様子をお話を読んでいただきました.
お子さん・ご親戚,総勢16人!
そしてマダム・ムッシュ,私たち夫婦!
結論!
あんなに疲れたことはなかったです💦
フランス語が頭を越えて,飛び交う!
皆さんは,近況,情報交換,お料理の話題,果ては深い政治の話まで・・・
近くに座られた男性は,私たち夫婦を気づかってくださって,英語で同時通訳を!
お優しい気持ちにこたえようと,耳を傾け集中するが,
中途半端な英語能力のわたしの脳は,どんどん壊れていく・・・
そんな私たちを,察知してくださったのか,
マダムが,
「もう,ご自分のお部屋で休憩なさってね」と,優しくひと言
夕方5時半から,私達は自室に戻り,なんと!翌朝まで眠りこけたのです!
フランス語会話力の貧弱さを痛感しました.
(穴があったら,入りたい・・・ホンネ)
あんなに,皆さんとビズして出だしは好調でしたが・・・.
驚いたのは,マダムのお誕生日だった,というのに,
マダム自ら,たくさんのお料理を準備されていたこと・でっかいケーキまで焼かれていたのです.
フルコースの為に,大量の食器!
それにともなって,大容量の食器洗剤機がつねにフル回転!
それでも使ったお皿の山が! 女性数人で手洗いも! 全てが「ハンドメイド」
そうそう,私たち夫婦が手作りした「お好み焼き」,嬉しいことに好評で,
「ピッツア・ジャポネだね」と名前をいただきました ^^;
そんなこんなお昼前から始まったパーテイは,延々と続いたようです・・・
( 爆睡中でしたので,いつ解散なさったのか,定かでありません )
経験できないような機会に恵まれ,貴重な体験だったと思えます.
何より,招待してくださったマダムに感謝あるのみです.
フランス語・英語で,皆さんの会話に入っていけるレベルまで,まだまだでした.
そして,翌朝から,また日常が戻ってきました.
土日を利用して,ストラスブールから電車で1時間の「ナンシー」や「コルマール」に2人で小旅行.
スタニスラス広場の黄金の門の前で
こうして,夫のバカンスは楽しくも,デッカイ経験と共に終わっていきました.
ある日,マダムが・・・
「ムッシュが,ホームステイを止めたいと言ってるの・・・
私は,続けたいのだけど・・・」と話してくださいました.
・・・なんて言ったらいいのだろう.
ご高齢でもの静かな・ムッシュには,学生達の受け入れは,決して容易でないよう.
・・・お気持ち,とってもよく分かります. 続けられたら良いですね! 私も願っています.
と言ったつもりだけれど,
マダムは少し気落ちされた様子だったし,ムッシュのお気持ちを尊重されてる様子だった.
この地方は第二次世界大戦時,
ある日から,フランス領になったり,
また,ある日から,ドイツ領になったり,が繰り返された過酷な時期があったと聞いた.
ゆえに,フランス人で,英語が話せる人が多い,と知った.
マダムも,そのお一人だと分かりました.
マダムは,ご高齢であるにもかかわらず,
寛大,社交的,気配りの達人,ポジテイブ,働き者,そしてお料理上手の
スーパーおばあちゃま!でした.
このご夫婦に出会えたこと,本当にしあわせでした.
(クリスマスに届いたカード)