明日3月30日は島倉千代子さんのお誕生日。ご存命であれば86歳を迎えます。

島倉千代子さんは7ヶ月で産まれ、400匁=1500gに満たない早産児でした。


早産だった為、長命であってほしいとの願いを込め「千代子」と名付けられたそうです。
その後は順調にすくすくと育ちましたが…

島倉さんが7つの頃(昭和20年)戦況が悪化し長野県芳川村村井(現松本市)に疎開しました。
その疎開先での出来事ですが、水を汲み1人で乳母車を押していたところバランスを崩し転倒、手首に47針を縫う大怪我をしてしまい生死をさまよったそうです。
芳川村の人の懸命な救護の甲斐あり命を救われた島倉さんは、命を再び与えられた信州を第二の生まれ故郷のような存在と常々話していました。

平成10年(1998)テレビ番組で芳川を訪ねた貴重な映像があります。
島倉さんが通った当時の芳川小学校は移転し現在は芳川児童センターになっているようです。


番組では当時島倉さんを懸命に手当てをして救ってくれた方を訪ねますが30年も前に亡くなられていました。
この放送からも26年が経ち、島倉さんが疎開していた頃とは更に大きく変貌していることと思います。
島倉さんにとって芳川村、信州という土地は特別な土地だったのだと思います。
私の好きな町という雑誌の記事でも長野県飯田市を選んでいます。