島倉千代子さんが亡くなり今月8日で丸10年の節目を迎えました。
お元気でいれば85歳、平均年齢を考えるとまだまだお元気で居られたはずですが、子供の頃の大怪我による輸血でC型肝炎を患ってしまっていたことが50代の頃に判明し、医者からは75歳までは生きられると言われていたそうです…
島倉千代子さんは「命ある限り歌い続けます」とずっと仰っていましたが、やはり、人よりも限りある命を強く意識し大切にしていたのではないでしょうか。
それ故に1日1日歌えることの喜びを誰よりも感謝していたのだと思います。
それが、最後の新曲「からたちの小径」に繋がったのでしょう。歌と共に人生を歩んだ島倉千代子さん、人生の最期を迎える間際に新曲を歌えた幸せは計り知れないものだと思います。
数々の困難に遭いながらも、本当に幸せな気持ちのまま、ファンに素晴らしい贈り物を遺して旅立たれた島倉千代子さん。
心より「ありがとうございました」と言いたいです。
没後10年の節目の今年は、古賀政男音楽博物館けやきホールにて生前島倉千代子さんのインタビューを行った林家たけ平さんの島倉千代子さんの魅力に迫る講演が開催されました。
3階の常設展示場では古賀政男さんの自宅の一部が再現されていて島倉千代子さんがレッスンに通ったのはこの部屋なのかなと想像して楽しみました。
又、特別企画で福井県に関する曲が紹介されていてああ北の庄、武生ばやしなど島倉さんの曲も紹介。イッチョライ節は古賀政男さん自身大変気に入っていたそうです。
林家たけ平さんの講演は落語家さんならではの話術でお客さんを引き込み島倉さんのエピソードを交えながらヒット曲を聴きました。
その中で「襟裳岬」は力は入れて歌わないといけないのでコンサートでの曲順で気を遣うというエピソードが特に印象に残りました。
後半にはゲストの扇ひろ子さんが島倉さんとの思い出を語ってくださいました。小林幸子さんに誘われて島倉千代子さんと3人で食事したそうで、既に体調は悪そうで歩くのも辛そうだったとのことですが、ご一緒できて幸せだったと。
もしかすると律儀な島倉さんのことなのでお別れの挨拶だったのかもしれませんね。
そして11月8日のご命日当日はお墓にファンが大勢集まり、皆さんで島倉さんの歌を合唱しました。
その後10年忌を偲ぶ会がファンの方主催で行われ島倉千代子さんを皆で偲びました。本当に多くの方が集まり、一人一人のファンが島倉千代子さんに想いを寄せた一日となりました。
又、ご命日を前に当ブログを見てくださった方から、資料館に島倉さんの番組が録画されたビデオテープを寄贈頂きました。一部ですが画像を貼り付けます。見たことのない映像が多く感激しました✨
NHK 「スタジオパークからこんにちは」より。計3回出演したうちの初出演回。
テレビ東京系列 40周年特番 「人生いろいろ愛と涙の40年 激動の人生を乗り越えた島倉千代子物語」
木曜スペシャル「演歌に生きる女たち」
TBS系列モーニングEyeより 島倉千代子人生いろいろ35年
テレビ朝日系列「思い出音楽館」より