うつ闘病の体験の話はさておき、それ以外の文章にもどことなく不健康な、落ち着きのない、内省的な、澱んだ気分が漂っている気がしてならない。ひとつひとつの記事を読むとそうでもないのだが、全体を通して読むと我ながら嫌な気分になってくる。不協和音が低く耳の底で切れ目なく鳴り続けているような感じを受けるのだ。
これは、ひょっとしたら、今の私が当時の私よりもずっといい精神状態で過ごしている証拠なのかも知れないなと思った。うん、たぶんそうなのだろう。
うつから脱したと思っていたのだが、当時より今の方が楽しいし充実している日々を送っているんだなあと嬉しくなった。
なぜ私がブログの更新を止めたかというと…。
二年前の今頃、実はここに書いていたうつ闘病の記事を書籍化する話が、とある出版社と私との間で交わされていた。私がブログを始めたきっかけは、「医師免許も医学の知識もない私が、今うつと闘っている人たちをどうしたら励ますことができるだろうか」との考えからだ。もし私の拙文が書籍となって世に出てその人たちの励みになれば、それは嬉しいことだ。
しかし、出版費用を出版社と私との二者で折半することがネックとなった。当時私は時給1,000円のアルバイトが全ての収入源だった。当時の妻に出版費用の話を持ち出すことはできなかった。中古車が一台買えるほどの金額を私ごときの出版なんかに出せるはずがない。そしてその金額もさることながら、お金が議論になること自体にも嫌気がさしてきた。出版社としては商売である以上仕方のないことなのだろうけど、別にお金のために書いてきたブログではない。
というわけで、書籍化の話は終わらせることにした。ブログを書く事自体も止めてしまった。
そんな経緯があってブログの更新を休んだ。
休んだまま、二年が経ってしまった。
その間に、私の人生は大きく変わってきた。自分では好転したのだと思っている。
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