殺戮ノイロォゼ
だって。だって。だって。
「私」のモノにならない貴方なんて。
「私」には必要ないの。
貴方なんて。貴方なんて。
イラナイカラ。
だから。だから。だから。
「私」は消えてイナクなろうと思うの。
「私」を消しました。消えました。
削除、完了。
「私」のモノにならない貴方なんて。
「私」には必要ないの。
貴方なんて。貴方なんて。
イラナイカラ。
だから。だから。だから。
「私」は消えてイナクなろうと思うの。
「私」を消しました。消えました。
削除、完了。
あいしたひとのはなし
とてもとても愛した人がいました。
好きで、でも、仲良くはなかった。
わたしは、あの人のことを見つめていました。
それこそ、雨の日も、雪の日も、風の日も。
あの人のことならなんでも知っています。
どんな服の好みか、どんなシャンプーか、どんな下着か、まで。
わたしのあの人は、わたしのことを知りません。
わたしのあの人は、ブラウン管を通さなければ会えません。
昨日、わたしのあの人は、死んでしまいました。
「りせっとぼたん」を押せば、あの人は生き返るよね?
おわり
好きで、でも、仲良くはなかった。
わたしは、あの人のことを見つめていました。
それこそ、雨の日も、雪の日も、風の日も。
あの人のことならなんでも知っています。
どんな服の好みか、どんなシャンプーか、どんな下着か、まで。
わたしのあの人は、わたしのことを知りません。
わたしのあの人は、ブラウン管を通さなければ会えません。
昨日、わたしのあの人は、死んでしまいました。
「りせっとぼたん」を押せば、あの人は生き返るよね?
おわり
ゆきのはなし
季節はずれの雪が、降った。
それはもう桜が咲き始めている、四月の出来事。
薄桃色の花弁にうっすらと積もった白い結晶が不思議な雰囲気を醸し出す。
図らずしも、今日はわたしの誕生日。
桜と雪が好きな私には嬉しい限りのはなし。
桜の木の幹に触れ、わたしの死に様を思い出す。
目も当てられないほど、ぐちゃぐちゃになった顔と体。
殴られ、蹴られ、燃やされ、炙られ、抉られたわたし。
この木の下に埋められた。
今日はわたしの誕生日。
今日はわたしの死んだ日。
おわり
それはもう桜が咲き始めている、四月の出来事。
薄桃色の花弁にうっすらと積もった白い結晶が不思議な雰囲気を醸し出す。
図らずしも、今日はわたしの誕生日。
桜と雪が好きな私には嬉しい限りのはなし。
桜の木の幹に触れ、わたしの死に様を思い出す。
目も当てられないほど、ぐちゃぐちゃになった顔と体。
殴られ、蹴られ、燃やされ、炙られ、抉られたわたし。
この木の下に埋められた。
今日はわたしの誕生日。
今日はわたしの死んだ日。
おわり
