★【すれ違いのダイアリー】非公開短編小説の書き出し | 《遠い昔、深夜放送が好きだった人たちへ贈る小説》間々田陽紀の世界

《遠い昔、深夜放送が好きだった人たちへ贈る小説》間々田陽紀の世界

■好きな音楽、好きな映画、好きなサッカー、好きなモータースポーツなどをちりばめながら、気ままに小説(244作品)・作詞(506作品)を創作しています。ブログも創作も《Evergreen》な風景を描ければと思っています。

★Kindle 本 小説(amazon)販売中!

★書き上げた非公開短編説のあらすじを紹介したいと思います。

《すれ違いのダイアリー~原稿用紙30枚》書き出し


※琉生は赤坂一ツ木通りを赤坂見附駅に向かって歩いていた。今から10年前20歳の琉生は、この通りをバンドのメンバーたちと一緒に期待に胸を膨らませて歩いていた。あの日琉生と一緒に歩いていたバンドのメンバーたちの姿は、もう消え去っていた。
 
 今、琉生の頭の中では、夢と言う初め光り輝き後に色あせた正体不明な存在が曖昧な存在となりつつあった。20歳の琉生にとって夢とは実現するはずのものであったが、今30歳になっていた琉生にとっては実に中途半端なものに変わっていた。
 
 夢は叶わぬもので諦めるものであると、最近の琉生は考えるようになっていた。琉生がそう思うのは無理もなかった。大学2年生の時にプロのバンドとしてデビューしていた琉生の音楽生活は、贔屓目に見ても順調とは言い難かった。
 
 10年前赤坂一ツ木通りを歩いていた琉生は、赤坂にある音楽事務所で正式にプロのミュージシャンとして契約を交わして、弾む様な足取りで事務所を出て今日と同じように赤坂見附の地下鉄の駅に向かって歩いていた。少しは街並みの様子は変わっていたのだろうが、それに比べて琉生のミュージシャンとしての置かれている状況は様変わりしていた。
 
 バンドでリードボーカルと楽曲全曲の作詞作曲を担当していた琉生は、自分が創り出す楽曲に何故だか絶対的な自信に満ちていた。そしてそれこそデビューしてから2,3年は、琉生の自信を裏付けるような評価が得られていた。アルバム制作の依頼はコンスタントに入って来ていたし、ライブ活動もスケジュールを空けるのが難しいくらいの状況が続いていた。
 
 勿論音楽業界でも、琉生のバンドに対する評価は高まって行くばかりだった。だがそんな状況が様変わりしたのは、琉生が思うような楽曲づくりが出来なってからだった。当時の琉生には納得できる詩もメロディも創り出すことが出来ない日々が続いていた。そしてそれは周囲の反応から判断しても、自分が周りからの期待を裏切っていたのは間違っていなかった・・・。


6900000000.jpeg

★【Kindle本 (電子書籍)】の出版状況について~《遠い昔、深夜放送が好きだった人たちへ》間々田陽紀 小説の世界~

★中編集(原稿用紙90~100枚)~1作250円


1【作品№122】Tシャツとピンクの万年筆(101枚)
2【作品№123】リバプールの旅人(100枚)
3【作品№124】あなたがネクタイ外したから、私もヒールを脱ぐわ(100枚)
4【作品№125】僕のプレイリストはタイムカプセル(100枚)
5【作品№126】鳴らない風鈴(100枚)
6【作品№127】切り分けられた林檎(100枚)
7【作品№128】キャロルキングを聴きながら(100枚)
8【作品№129】真冬のストローハット(100枚)
9【作品№130】5年目のバレンタインデー(100枚)
10【作品№131】セイントバレンタインデーの奇跡(100枚)
11【作品№132】バレンタインデーはエアメールで!(100枚)
12【作品№133】街角のバレタインデー(100枚)
13【作品№134】瞳の中のバレンタインデー(100枚)
14【作品№135】バレンタインデー・ラプソディ(100枚)
15【作品№136】ラストチャンス・バレンタインデー(100枚)
16【作品№137】奇跡を呼んだナレーション(100枚)
17【作品№138】コーヒーチケット1冊分の恋(100枚)
18【作品№139】ハッピーエンドまでの君と僕とのセオリー(100枚)
19【作品№140】ブロークンハート・イヴ(100枚)
20【作品№141】グッドミュージックが生まれる街(100枚)
21【作品№142】聖マルタンの夏(100枚)
22【作品№143】ノン・アップデート・メモリーズ(100枚)
23【作品№144】グッドバイ色の街だから(100枚)
24【作品№145】雨の中のオレンジ(100枚)
25【作品№146】君がヒロインになる瞬間(とき)(100枚)
26【作品№147】シャッター音がくれた奇跡(100枚)
27【作品№148】眠れない夜はニルソンを聴きながら(100枚)
28【作品№149】リメンバーミー(100枚)
29【作品№150】フォーマイセルフ&フォーユアセルフ(100枚)
30【作品№151】ジョナサンがいた風景(100枚)
31【作品№152】ファイナル・コンサート(100枚)
32【作品№153】気分はアウトオブデート(100枚)
33【作品№154】それぞれのダイアリー(100枚)
34【作品№155】あの頃君は駆け抜けて逝った(100枚)
35【作品№156】ミュージシャンたちの恋物語(100枚)
36【作品№157】サマークリスマス(100枚)
37【作品№158】ジーンズのある風景(100枚)

★短編集(原稿用紙~50枚)~1作100円

【1】夜空と波間の彼方に
【2】深大寺ラヴストーリー
【3】ダブルレインボーの彼方に
【4】真冬のウインド・チャイム
【5】ギターケースの中のラヴレター
【6】横浜ロックンローラー
【7】遅れて来たフラワーチルドレン
【8】阿波人形浄瑠璃ラブソディ
【9】真っ赤なマニュキアの指先を見つめた夏
【10】君がいた街角
【11】聴かせてよ、あのリフを!
【12】ワイパーの向こうで消えた女性(ひと)
【13】さよなら、ミュージシャン
【14】ボーカルインストラクターの夢追い人
【15】写譜屋の恋物語
【16】スポットライト・グラフィティ
【17】リペアマン・ブルース
【18】歌えないラヴソング
【19】夢捨て人のハーモニー
【20】君の名前が消えたエンドロール
【21】ユア・シックスティーン
【22】ピアノのある喫茶店
【23】旅人からのリクエスト
【24】君への恋心をアップデート
【25】トラックドライバーの独り言
【26】サリンジャーを手にした君へ
【27】ハイタッチなんて似合わない
【28】君の知らないイエスタデイ
【29】君へ送るハートビート
【30】エルトンからの贈物
【31】君に聴かせたいメロディ
【32】31文字のラヴレター
【33】48時間のランナウェイ
【34】君が遺した風景だから
【35】恋のロングバケーション
【36】私の彼はトラベラー
【37】ミュージシャンからの恋文
【38】さよならグッドメモリーズ
【39】恋のスターティンググリッド
【40】横浜バイザシー
【41】冷たい雨が好きだから
【42】街角ピアノ物語
【43】キネマのある街
【44】本日限りが好きだから
【45】この曲にはフルートが必要だから
【46】テイク・ミー・アロング
【47】3年越しのデスティニー
【48】あの日の君の肖像画
【49】奇跡のハーモニー
【50】ポートレイトの君は誰なの?
【51】雪降る街でサヨナラを
【52】永遠のチャイルドフッド・フレンド
【53】ミルキーウェイって何色?
【54】フラガールのいた夏
【55】消えないグラフィティ
【56】ドルフィンに連れてって
【57】校内放送なんて聴かないよ
【58】ジュークボックスのある風景
【59】君と僕とのタイムカプセル
【60】ギターケースの中の青春
【61】フォークソングが流れていた季節
【62】サマー・オブ・ラブを知ってる?
【63】グッドバイブレーション
【64】レオンラッセルで聴きたいから
【65】何故君はキャロルキングが好きなの
【66】メッセージボードのある駅
【67】僕が反逆児だって?
【68】街角グラフィティ
【69】すれ違いのダイアリー
【70】永遠の噓だったなんて
【71】ジュークボックスが鳴り続けてる
【72】君が好きだったプレイリスト
【73】深夜放送ラプソディ
【74】マイ・ララバイ・ソング
【75】オブラディ・オブラダ
【76】ミュージック・メモリーの奇跡
【77】スティングが好きな君がいた
【78】ビーチボーイズが流れていた夏
【79】作詞家が消えた日
【80】5年前のプレイリスト
【81】ホテルカリフォルニアへ行こう
【82】アローン・アゲイン


82000000.jpeg