オリジナル作詞 【閉ざされたままのギターケース】 | 《遠い昔、深夜放送が好きだった人たちへ贈る小説》間々田陽紀の世界

《遠い昔、深夜放送が好きだった人たちへ贈る小説》間々田陽紀の世界

■好きな音楽、好きな映画、好きなサッカー、好きなモータースポーツなどをちりばめながら、気ままに小説(244作品)・作詞(506作品)を創作しています。ブログも創作も《Evergreen》な風景を描ければと思っています。

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小説を書き続けていますが実はブログで好きな歌詞を紹介してきました。そんな中で自分でもオリジナルの歌詞を創作してみようと思い1日1曲書き綴ってきました。そこで今回それらを紹介していこうと思います。期待しない?で目を通してもらえればと思います。

■閉ざされたままのギターケース


(1)あなたが遺してくれたもの ギターケース一つだけよ
   いつも私の部屋で 優しく歌うラヴソング
   今この時が大切と あなたいつも語り掛けた
   急いでいたの? それとも足下だけ見つめていたの
   あなたへの途切れない想い 行ったり来たり
   いつまで続くの 温もりのないあなたとの会話
   ふと飛び出した夜更けの街 そこにあるのは独りきりの長い影だけ
   見上げた夜空で灯る街路灯 淡い色が物悲し過ぎるわ
   部屋の灯りに映し出される先にあるのは
   閉ざされたままのギターケース

(2)残すつもりはなかったのね また来るつもりだったはず
   あの時ふと感じた 二度と聴けないラヴソング
   見慣れたはずの街角に いつもと違う風が吹いた
   疲れていたの 背中で息していたあなたを見てた
   あなたへの後悔の気持ち 行ったり来たり
   もう忘れようと 今まで何度決めたことかしら
   あなたの悩み見えていたわ あの時の私が今でも許せないまま
   せめて優しさ一つ届けるだけよ 今では夢の中の物語
   あなたの夢が眠り私の後悔がある
   閉ざされたままのギターケース

(3)開けられないのギターケース あなたの想い出眠る
   錆び付いた弦さえも 歌い始めるラヴソング
   閉ざされたままでいいのよ 悲しみにまだ慣れていない
   いつか癒えるの あなたのいない色合いのない時間
   あなたへの蘇る笑顔 行ったり来たり
   笑い顔さえも もう想い出せないくらい遠い
   幾つもの笑顔と幾つもの涙を 私の小さな身体で受け止めたらいい
   出来ることならあの時のあなたに もう一度だけ逢いたいと思う
   戻せない時間と刻まれない時間がある
   閉ざされたままのギターケース 


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■レーベル《遠い昔、深夜放送が好きだった人たちへ》間々田陽紀 詩の世界~メロディへ誘う詩集

【第1集】 【第2集】 【第3集】 【第4集】 【第5集】 【第6集】 【第7集】 【第8集】 【第9集】 【第10集


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【第2集】

《51》校内放送でビートルズ
《52》今何故、500マイルも離れて
《53》天窓から眺めるロンドンの街
《54》私は夢見るシャンソン人形
《55》あなたの住む街の空の下
《56》ありきたりな風景よ
《57》俺たちのジュークボックス
《58》タイムカプセルからビートルズ
《59》ライトハウスで出逢った、あなた
《60》閉ざされたままのギターケース
《61》さよならフォークソング
《62》遅れてきたフラワーチルドレン》
《63》ソー・ファー・アワエイの流れる街角
《64》サザンカンフォートを抱えた娘(ひと)
《65》スラックキーギターに魅せられて
《66》君似合うね、ビーハイヴヘア
《67》さらばイエロー・ブリック・ロード
《68》ミニシターより愛を込めて
《69》あなたと私のランナウェイ
《70》ゲバ字の消えた夏
《71》遅れて来たラヴレター
《72》もうラヴソングは歌えない
《73》まるで俺、フール・オン・ザ・ヒル
《74》ニルソンが語りかけた夜
《75》届かぬエアメイル
《76》あなたはクラプトンが大好き
《77》終わらないメロディ
《78》振り返る俺
《79》めぐり逢えたら
《80》奇跡のクリスマスイヴ
《81》風に問い掛けろ
《82》お前が残した言葉
《83》すれ違いのスイートハート
《84》想い出のコンサートチケット
《85》雨の日は あなたの好きな歌を
《86》気が付けばそこに 救えない俺がいた
《87》あなたギタリスト、私コーラスガール
《88》忘れ去られたロックシンガー
《89》コンサート会場の二人
《90》バスに乗ろう
《91》小さな出来事
《92》レコードを聴こう
《93》このリフに身を任せて
《94》エキストラ
《95》画廊のあなた
《96》レオンを聴きながら
《97》ロマンスは古書店から
《98》路上ライブの君と
《99》ミルキーウェイを眺めながら
《100》消えた伝言板