★【気分はアウトオブデート】非公開小説のあらすじ | 《遠い昔、深夜放送が好きだった人たちへ贈る小説》間々田陽紀の世界

《遠い昔、深夜放送が好きだった人たちへ贈る小説》間々田陽紀の世界

■好きな音楽、好きな映画、好きなサッカー、好きなモータースポーツなどをちりばめながら、気ままに小説(242作品)・作詞(506作品)を創作しています。ブログも創作も《Evergreen》な風景を描ければと思っています。

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★書き上げた非公開小説のあらすじを紹介したいと思います。

《気分はアウトオブデート~原稿用紙100枚》あらすじ


 50歳になっていた誠治は、大学卒業後IT関連会社に就職して20年近く夢中で働いていた。誠治は自身が開発したソフトが社外から高く評価されていたのを機会に40歳で自身のソフト開発提供会社を起業した。
 
誠治が起業してから10年経とうとしていた時に、定年延長をして70歳まで働き続けていた父親が急死した。誠治はこれと言った趣味もなかったと決めつけていた父親が、大量のレコードと古書を残していたことを知った。
 
 それまでアップツーデートの世界だけで動き回っていた誠治は、父親が残してくれた古いレコードと古書を捨て去ることが出来ず、誠治自身がアウトオブデートの世界に関わって行くことを決意する。
 
 そう決めた誠治の行動は早かった。10年間育て上げてきた自分の会社を、以前から吸収合併したいと申し出てきていたIT関連会社に手放した。想像以上の大金を手にした誠治は、古い3階建てのビルを購入し、まずは1階に《レコードカフェ・アウトオブデート》をオープンしたのだった。

 大学卒業してから今まで、夏織はオールディーズを中心としたディスクジョッキーとして活動してきていた。ちょうど10年間続けてきていた地方で放送されているラジオ番組が終了したのを機会に、自身が50歳になっていたこともあり今後ともディスクジョッキーとしての活動を続けていくかどうか悩んでいた。
 
 最終的に実家のある福岡に戻ろうと考えていた夏織は、偶然立ち寄った古びた建物にお似合いの古いレコードを流しているカフェでオーナーである誠治と知り合った。意気投合した誠治は古い建物の2階でミニFMの放送設備を設置して、1階の古いレコードを流す番組を流して欲しいと夏織に頼むのだった。

 彰斗は高校を卒業してから神田古本屋街にある古書店でアルバイトをしながら小説を書いていた。ある日彰斗は映画を観た帰りに自身のいる古書店と同じように古いカフェの扉をあけた。
 
 カウンター席に腰掛けた彰斗は、いつも通り紙の原稿用紙を取り出して小説を書いていた。そんな姿を目にした今時パソコンでなく紙の原稿用紙を使っている彰斗に興味を抱いた。そんな彰斗に父親が残してくれた古書の管理を誠治は頼んだ。

 ある日突然ルーターとスマホが同時に故障して、いきなりオフラインの世界に放り込まれた明梨はフィルムカメラに興味を覚えた。フィルムカメラを購入した帰りに、フィルムカメラで撮影するのにぴったりの古いカフェを明梨は見つけた。 若い明梨がフィルムカメラを手にしていたことに興味を覚えた誠治は、店内の様子をフィルムカメラで撮影することを依頼した。

 父親の突然の死をきっかけにしてアウトオブデートの世界を彷徨うこととした誠治の前に、偶然オールディーズを流すディスクジョッキーである夏織が、更には若いのに紙の原稿用紙を手にして現れた彰斗、そして若い女の子には不似合いなフィルムカメラを手にして現れた明梨たち3人。そんな3人が醸し出していたアウトオブデートの気分に、誠治は自身の想いを託していくのだった。


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★【Kindle本 (電子書籍)】の出版状況について~《遠い昔、深夜放送が好きだった人たちへ》間々田陽紀 小説の世界~

★中編集(原稿用紙90~100枚)~1作250円


1【作品№122】Tシャツとピンクの万年筆(101枚)
2【作品№123】リバプールの旅人(100枚)
3【作品№124】あなたがネクタイ外したから、私もヒールを脱ぐわ(100枚)
4【作品№125】僕のプレイリストはタイムカプセル(100枚)
5【作品№126】鳴らない風鈴(100枚)
6【作品№127】切り分けられた林檎(100枚)
7【作品№128】キャロルキングを聴きながら(100枚)
8【作品№129】真冬のストローハット(100枚)
9【作品№130】5年目のバレンタインデー(100枚)
10【作品№131】セイントバレンタインデーの奇跡(100枚)
11【作品№132】バレンタインデーはエアメールで!(100枚)
12【作品№133】街角のバレタインデー(100枚)
13【作品№134】瞳の中のバレンタインデー(100枚)
14【作品№135】バレンタインデー・ラプソディ(100枚)
15【作品№136】ラストチャンス・バレンタインデー(100枚)
16【作品№137】奇跡を呼んだナレーション(100枚)
17【作品№138】コーヒーチケット1冊分の恋(100枚)
18【作品№139】ハッピーエンドまでの君と僕とのセオリー(100枚)
19【作品№140】ブロークンハート・イヴ(100枚)
20【作品№141】グッドミュージックが生まれる街(100枚)
21【作品№142】聖マルタンの夏(100枚)
22【作品№143】ノン・アップデート・メモリーズ(100枚)
23【作品№144】グッドバイ色の街だから(100枚)
24【作品№145】雨の中のオレンジ(100枚)
25【作品№146】君がヒロインになる瞬間(とき)(100枚)
26【作品№147】シャッター音がくれた奇跡(100枚)
27【作品№148】眠れない夜はニルソンを聴きながら(100枚)
28【作品№149】リメンバーミー(100枚)
29【作品№150】フォーマイセルフ&フォーユアセルフ(100枚)
30【作品№151】ジョナサンがいた風景(100枚)
31【作品№152】ファイナル・コンサート(100枚)
32【作品№153】気分はアウトオブデート(100枚)
33【作品№154】それぞれのダイアリー(100枚)
34【作品№155】あの頃君は駆け抜けて逝った(100枚)
35【作品№156】ミュージシャンたちの恋物語(100枚)
36【作品№157】サマークリスマス(100枚)
37【作品№158】ジーンズのある風景(100枚)

★短編集(原稿用紙~50枚)~1作100円

【1】夜空と波間の彼方に
【2】深大寺ラヴストーリー
【3】ダブルレインボーの彼方に
【4】真冬のウインド・チャイム
【5】ギターケースの中のラヴレター
【6】横浜ロックンローラー
【7】遅れて来たフラワーチルドレン
【8】阿波人形浄瑠璃ラブソディ
【9】真っ赤なマニュキアの指先を見つめた夏
【10】君がいた街角
【11】聴かせてよ、あのリフを!
【12】ワイパーの向こうで消えた女性(ひと)
【13】さよなら、ミュージシャン
【14】ボーカルインストラクターの夢追い人
【15】写譜屋の恋物語
【16】スポットライト・グラフィティ
【17】リペアマン・ブルース
【18】歌えないラヴソング
【19】夢捨て人のハーモニー
【20】君の名前が消えたエンドロール
【21】ユア・シックスティーン
【22】ピアノのある喫茶店
【23】旅人からのリクエスト
【24】君への恋心をアップデート
【25】トラックドライバーの独り言
【26】サリンジャーを手にした君へ
【27】ハイタッチなんて似合わない
【28】君の知らないイエスタデイ
【29】君へ送るハートビート
【30】エルトンからの贈物
【31】君に聴かせたいメロディ
【32】31文字のラヴレター
【33】48時間のランナウェイ
【34】君が遺した風景だから
【35】恋のロングバケーション
【36】私の彼はトラベラー
【37】ミュージシャンからの恋文
【38】さよならグッドメモリーズ
【39】恋のスターティンググリッド
【40】横浜バイザシー
【41】冷たい雨が好きだから
【42】街角ピアノ物語
【43】キネマのある街
【44】本日限りが好きだから
【45】この曲にはフルートが必要だから
【46】テイク・ミー・アロング
【47】3年越しのデスティニー
【48】あの日の君の肖像画
【49】奇跡のハーモニー
【50】ポートレイトの君は誰なの?
【51】雪降る街でサヨナラを
【52】永遠のチャイルドフッド・フレンド
【53】ミルキーウェイって何色?
【54】フラガールのいた夏
【55】消えないグラフィティ
【56】ドルフィンに連れてって
【57】校内放送なんて聴かないよ
【58】ジュークボックスのある風景
【59】君と僕とのタイムカプセル
【60】ギターケースの中の青春
【61】フォークソングが流れていた季節
【62】サマー・オブ・ラブを知ってる?
【63】グッドバイブレーション
【64】レオンラッセルで聴きたいから
【65】何故君はキャロルキングが好きなの
【66】メッセージボードのある駅
【67】僕が反逆児だって?
【68】街角グラフィティ
【69】すれ違いのダイアリー
【70】永遠の噓だったなんて


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