★【それぞれのダイアリー】非公開小説のあらすじ | 《遠い昔、深夜放送が好きだった人たちへ贈る小説》間々田陽紀の世界

《遠い昔、深夜放送が好きだった人たちへ贈る小説》間々田陽紀の世界

■好きな音楽、好きな映画、好きなサッカー、好きなモータースポーツなどをちりばめながら、気ままに小説(242作品)・作詞(506作品)を創作しています。ブログも創作も《Evergreen》な風景を描ければと思っています。

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★書き上げた非公開小説のあらすじを紹介したいと思います。

《それぞれのダイアリー~原稿用紙100枚》あらすじ


 大学卒業後映画配給会社に勤めていた律樹は、ちょうど30歳になった時に会社の上司との意見の衝突で会社を辞めていた。時を同じくして会社の同僚で結婚していた詩織との5年間の結婚生活にも終止符を打っていた。
 
 律樹は80歳になっていた小晴祖母ちゃんのお祝いに、何代にも渡って引き継がれていた老舗の呉服屋に向かっていた。祖父は早死にしていたので、小晴祖母ちゃんが独りで看板を守ってきていた。1年ぶりに訊ねた呉服屋のシャッターには閉店案内が張り出されていた。

 律樹は小晴祖母ちゃんの真意を確かめたが、呉服屋を閉めるのはベテランの従業員たちがいなくなっていたので仕方ないと受け止めていた。ところが閉店を機会に律樹の父親から高齢者施設への入居を迫られていた。
 
 中学時代から大学卒業までの10年間、海外勤務中の両親に代わって面倒をみてくれていた小晴祖母ちゃんの想いを叶えて上げようと、律樹は今のアルバイトを辞めて古い建物である呉服屋をリニューアルしてミニシアターを始めることを小晴祖母ちゃんに提案して了承を得た。

 律樹と離婚してから3年が経って30歳になっていた詩織は、3年ぶりにそれまで全く音沙汰もなかった律樹と話をする機会を得ることとなった。

 律樹は詩織に今度始めるミニシタターの運営に軌道に乗るまで、協力して欲しいと申し出てきた。詩織は再び流れた始めた律樹と新しい時間を、その場で受け入れた。
 
 今でも律樹と一緒に暮らしていたアパートから出て行くことが出来ないでいた詩織は、3年ぶりに律樹を時間が止まっていた部屋に招き入れたのだった。憎しみ合って別れた訳ではなかったが、いまだに別れた理由が何だったのか詩織は引きずっていた。
 
 ミニシタターのオープンに合わせて募集した学生アルバイトとして、大学で自主映画制作をしている悠人が応募してきた。さらに同じく大学生で役者を目指している柑奈が応募してきていた。
 
 ミニシタターオープン後1年が経っていたが、この1年間で悠人が八王子の街を舞台にした映画を、柑奈を主演女優として制作していた。そして何とその映画の内容に共感した小晴祖母ちゃんが制作費への出資を申し出ていたのだった。

 自主映画を数多く上映するミニシアターとしての評判が定着しつつあった頃、悠人と柑奈の2人がアルバイトを辞めて本格的にそれぞれの夢に向かって旅立つこととなった。そして人手が足りなくなったミニシアターを、詩織が会社を辞めて手伝う道を選択するのだった。


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★【Kindle本 (電子書籍)】の出版状況について~《遠い昔、深夜放送が好きだった人たちへ》間々田陽紀 小説の世界~

★中編集(原稿用紙90~100枚)~1作250円


1【作品№122】Tシャツとピンクの万年筆(101枚)
2【作品№123】リバプールの旅人(100枚)
3【作品№124】あなたがネクタイ外したから、私もヒールを脱ぐわ(100枚)
4【作品№125】僕のプレイリストはタイムカプセル(100枚)
5【作品№126】鳴らない風鈴(100枚)
6【作品№127】切り分けられた林檎(100枚)
7【作品№128】キャロルキングを聴きながら(100枚)
8【作品№129】真冬のストローハット(100枚)
9【作品№130】5年目のバレンタインデー(100枚)
10【作品№131】セイントバレンタインデーの奇跡(100枚)
11【作品№132】バレンタインデーはエアメールで!(100枚)
12【作品№133】街角のバレタインデー(100枚)
13【作品№134】瞳の中のバレンタインデー(100枚)
14【作品№135】バレンタインデー・ラプソディ(100枚)
15【作品№136】ラストチャンス・バレンタインデー(100枚)
16【作品№137】奇跡を呼んだナレーション(100枚)
17【作品№138】コーヒーチケット1冊分の恋(100枚)
18【作品№139】ハッピーエンドまでの君と僕とのセオリー(100枚)
19【作品№140】ブロークンハート・イヴ(100枚)
20【作品№141】グッドミュージックが生まれる街(100枚)
21【作品№142】聖マルタンの夏(100枚)
22【作品№143】ノン・アップデート・メモリーズ(100枚)
23【作品№144】グッドバイ色の街だから(100枚)
24【作品№145】雨の中のオレンジ(100枚)
25【作品№146】君がヒロインになる瞬間(とき)(100枚)
26【作品№147】シャッター音がくれた奇跡(100枚)
27【作品№148】眠れない夜はニルソンを聴きながら(100枚)
28【作品№149】リメンバーミー(100枚)
29【作品№150】フォーマイセルフ&フォーユアセルフ(100枚)
30【作品№151】ジョナサンがいた風景(100枚)
31【作品№152】ファイナル・コンサート(100枚)
32【作品№153】気分はアウトオブデート(100枚)
33【作品№154】それぞれのダイアリー(100枚)
34【作品№155】あの頃君は駆け抜けて逝った(100枚)
35【作品№156】ミュージシャンたちの恋物語(100枚)
36【作品№157】サマークリスマス(100枚)
37【作品№158】ジーンズのある風景(100枚)

★短編集(原稿用紙~50枚)~1作100円

【1】夜空と波間の彼方に
【2】深大寺ラヴストーリー 
【3】ダブルレインボーの彼方に
【4】真冬のウインド・チャイム
【5】ギターケースの中のラヴレター
【6】横浜ロックンローラー 
【7】遅れて来たフラワーチルドレン
【8】阿波人形浄瑠璃ラブソディ
【9】真っ赤なマニュキアの指先を見つめた夏
【10】君がいた街角
【11】聴かせてよ、あのリフを!
【12】ワイパーの向こうで消えた女性(ひと)
【13】さよなら、ミュージシャン
【14】ボーカルインストラクターの夢追い人
【15】写譜屋の恋物語
【16】スポットライト・グラフィティ
【17】リペアマン・ブルース
【18】歌えないラヴソング
【19】夢捨て人のハーモニー
【20】君の名前が消えたエンドロール
【21】ユア・シックスティーン
【22】ピアノのある喫茶店
【23】旅人からのリクエスト
【24】君への恋心をアップデート
【25】トラックドライバーの独り言
【26】サリンジャーを手にした君へ
【27】ハイタッチなんて似合わない
【28】君の知らないイエスタデイ
【29】君へ送るハートビート
【30】エルトンからの贈物
【31】君に聴かせたいメロディ
【32】31文字のラヴレター
【33】48時間のランナウェイ
【34】君が遺した風景だから
【35】恋のロングバケーション
【36】私の彼はトラベラー
【37】ミュージシャンからの恋文
【38】さよならグッドメモリーズ
【39】恋のスターティンググリッド
【40】横浜バイザシー
【41】冷たい雨が好きだから
【42】街角ピアノ物語
【43】キネマのある街
【44】本日限りが好きだから
【45】この曲にはフルートが必要だから
【46】テイク・ミー・アロング
【47】3年越しのデスティニー
【48】あの日の君の肖像画
【49】奇跡のハーモニー
【50】ポートレイトの君は誰なの?
【51】雪降る街でサヨナラを
【52】永遠のチャイルドフッド・フレンド
【53】ミルキーウェイって何色?
【54】フラガールのいた夏

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