宗教とは何だろう? | 脳溢血からのゆうき

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おはようございます。


毎日毎日、世界のニュースと言ったら、イスラム国のことばかり…。宗教って、何なのですかね?イスラム教も多神教ですね。とも角、複雑な宗神で、イスラムからキリストやヒンズー教などに分かれている典型的な多神教です。


我が国も、蘇我氏と物部氏との神仏合戦で、神を信じる物部(天皇)が負けて、仏(蘇我)が勝った。これが我が国の神仏習合の原点であるのですが、仏教も多神教ですよ。唯一、一神教は「神道」で、天照が絶対の神なのでありますが、[乙巳(いっし)の変(645年)]で、蘇我の入鹿《中大兄皇子(なかのおおえのみこ)、後の天智天皇》が、中臣(藤原)鎌足に暗殺されます。その時から仏教も色々と変化していきます。


『播磨国風土紀』や『出雲国風土紀』などには、沢山の「稲荷社」や「八幡社」が全国に増えて行った事が載っていますが、今では普通の神社仏閣より多いのは何故なのか…。


余談ですが、当時の朝廷は、親新羅派と親百済派が争っていて、蘇我も物部も秦も皆渡来系の豪族です。三韓(百済、新羅、任那)の争いで唐、新羅連合軍と倭国、百済連合軍が白村江(はくすきのえ)の戦いで、日本は負けました。この戦も渡来系の豪族が、大きく係わっていました。


しかし、どうもこの辺りから、神仏が利用されだしたようです(今でもそうですが)。神、仏は二面性があって、幸福をもたらす良い面と、不幸をもたらす悪い面で、一神教では唯一絶対の正義である神と、多神教では善悪二つの顔を持つようです。当時の神は自然なのですよ。神が怒れば台風、地震、旱魃など、自然災害を起こしますが、神が静まれば豊かな豊穣をもたらし大漁を授けてくれる…。そして権力者(神、朝廷)に従わない民を鬼として攻め殺しました。これが所謂、鬼伝説になる訳です。


538年の仏教伝来より、日本人は国に神仏が管理されて、江戸期まで来ましたが、明治に入り国民が色々と自覚をするようになりました。歴史を振り返ると、人間とは本当に古代から何かに縋らなければ生きて行けなかったのですね…。その事を利用して操ったのが権力者です。


中東も格差が激しく、貧しい国民が訳の解らない神に縛られて、殺し合いばかりしています。何時の世も、苦しむのは弱い国民です…。これは世界共通な事ですね。


今日は天気は良かったのですが、強風でした。良い週末を。


また書きます。