おはようございます。
25日に小笠原諸島がユネスコの世界自然遺産に登録、26日には平泉が文化遺産として登録されました。おめでとうですね。平泉の場合は、今までもそれなりの管理は怠り無くやってきたと思いますが、世界遺産ともなればその管理が、益々大変だろうと思います…
自然遺産では白神山地、屋久島、知床に続いて4番目の遺産登録です。ただ…屋久島の場合、観光客の心無い人たちによって、天然記念物の屋久杉の皮が剥がされ、枯れてしまうような危険にさらされました。小笠原も東洋のガラパゴスと言われているように、小笠原固有の動植物が沢山あります。また心無い人間が、別種の植物や動物を持ち込んでしまうことを私は恐れます。
現在の日本各地にどれ程の外来種で地域住民が困っていると思われますか?山や湖などには、ペットとして飼っていた物を飽きたから、飼えないからと、簡単に捨ててしまう駄目人間が多すぎますよ。
聞けば小笠原には6日に一度しか船は出ないし、一回の航海では乗客も千人ぐらいだと聞きました。乗船の際によくよくの監視をしないと、大変の事になりますから…。天敵のいない固有種は、外来種に弱い物です。
先日テレビで世界遺産になったイタリアのポンペイの遺跡が危ない…という番組がありました。イタリア政府が財政困難で、遺産管理の金が無く荒れ放題、至るところが立ち入り禁止となっているようでした。あれでは、観光客も訪れた甲斐がありませんね。わが国の遺産だけは、あの様にはなって欲しくありません。
本格的な夏を前に、海開きの声が各地で聞こえて来ますが、今年は海開きを取りやめた所も出ています。何とか早く原発問題をかたずけてもらいたいのに、今朝も九州の玄海原発の再開を巡って、地元住民と役所と国の官僚との対談が放映されていました。…対談後には、知事までが賛成に聞こえるような発言をしていましたが、少し可笑しいですよ。福島でこれほど苦しんでいるし、これからの安全対策も確認できていないのに…。再稼動とは、国も可笑しい……。
何かあれば必ず地元住民が被害を受けるのです。本当に国を挙げての安全対策を講じないと、国そのものが滅びますよ。
また書きます。