おはようございます。
昨日はM6弱の地震があり、茨城県では津波も観測されています。余震でこんなに大きいのが続くと、被災地の皆さんはたまりませんね。
地震には「プレート境界型」と「活断層型」の二種類がありますが、今回のはプレート型で、阪神淡路は活断層型でした。学者たちは、今回の地震が起こった場所に“ひずみ”がある事は解かっていたそうですが、「まさか岩手、福島、茨城の三ヶ所で同時に起こるとは想定してなかった」と…。「だから、過去に例をみない『M9』という、途方もない地震になってしまった」と言っています。
そして津波です。私が3~4歳の時に、父が熱海で津波にあっているんですが、物心がついた時によく言われたことは「海がゴーっと音がして波が引いたら、直ぐに逃げろ!」でした。父は余りに大きな音で海が引き始めたので、高台へ逃げて助かったとよく聞かされました。私たち親子は、『津波は最初に引くもの』だとばかり思っていました。知らないという事は、怖ろしいものですね。(もう50年前に亡くなった)父親は、死ぬまで津波とは最初に引くものとばかり思って死んだわけですが、考えて見ればそれ以来、津波を肉眼で見ていないのですよ。その時に大きな地震があったのですかね?それについて父は、話してませんでした。
今までで一番大きな地震は、チリ地震(1960年)のM9.5で、ハワイにも津波は届き、日本にも届いて142人の方が亡くなっています。1964年のアラスカ地震ではM9.2、その時の津波は67メートルが観測されています。記憶に新しい2004年のスマトラ沖の地震ではM9.1、津波は48.9メートルが観測されました。北海道の奥尻島では43メートルが記録され、今回の東北地震はM9.0、世界で4番目に大きな地震でした。チリの様な津波を、遠地地震の津波と言うようで、揺れを感じないために用心を怠ってしまうが、今度の地震では場所によって波の形態が大きく違っていたようです。
津波には二種類あって、深い所から来る波は大きく盛り上がり下がるそうで(引き波)、インドネシアは引き波から始まったようです。今回のように「リアス式」という特殊な地形(入り組んでいるうえに浅瀬)が、波が想像をはるかに超えた速さで何度も押し寄せてしまい、これだけの被害を出してしまったのですね。自然の力は人知を超えていますよ。
昨日、東電の清水社長が福島県庁で会見を開き詫びていましたが、あの人本当に“頓珍漢”な人間ですね。詫びるのは県庁でではなく、被災の現場へ行って、県民の皆さんへ詫びるのが筋ですよ。原発の為に住む家を追われた人たちの事を、この人は何にも考えていないのでしょうよ。
こんな人間に原発は任せられませんよ!馬鹿がトップにいると…ろくな事は無いです。菅総理も清水も早く退陣したほうが、日本のためです。
また書きます。