大国主命は、大黒様 | 脳溢血からのゆうき

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お早うございます。


昨日の続きです。

大国主命は決して出雲地方ばかりではなく、日本全体に特に大和地方を中心に伝えられてきた伝承ですね。いわゆる神倭伊波礼日古命(かむやまといわれひこ)という天孫民族の子供が大和地方に侵入して来る以前に、この地方を支配していた民族によって語り伝えられて来た、国造りの英雄神話でしょう。

古事記において、大国主は突然に天から降りて来た天つ神に何の抵抗もなく

苦心して自分が造り上げた国を譲ったわけですが、これほど強烈な英雄がこれほど簡単に国譲りをした話は不自然極まりないですよ。

大国主は、この名前の他に、大穴牟遅(おおなむち)葦原色許男(あしはらのしこお)八千矛(やちほこ)宇都志国玉(うつしくにのたま)と五つの名前を持っています。現在では大黒様として六つ目の名前を持って有名です。


古事記では、最初は大穴牟遅で登場します。この神は多くの神々の中でも特別に身分の低い神のようです。当時神々は狩猟生活をしていたのでしょう。

大国主は、大きな袋を背負って、多くの神々の一番後から行く神として描かれています。この神は特別にやさしいのが特徴で、多くの神々と違って、傷に悩む一匹の白兎を見捨てずに助けます。この優しさのお陰で多くの女性に助けられます。大国にとって男達は常に迫害者であり、女は何時も救済者であった。

八十神(やそかみ)達に欺かれて焼け石を抱いて死んだ時は、貝に象徴される二人の女性に生き返らされて、又同じく八十神に欺かれて木に挟まれて死にます、其の時も母に蘇生されます。まだまだ続きますが、芦原中国(あしはらのなかつくに)から紀伊国へそこから根の国へ送られます。

すなわち根の国とは死者の国です。この根の国の支配者が、須佐之男命(すさのおのみこと)です。

ここで色々な試練を授かり最後にスサノオから生太刀と生弓矢を授かり八十神を滅ぼし中つ国を支配して大国主の神になるのです。

こうして中つ国を支配して多くの子供を設けます。ところが古事記では直ぐに国譲りの話になり大国主の引退と出雲神社建設の話が出てきます。しかし日本書記では、大国主の伝承は取り去られています。何故ですかね?

私流に考えれば、まずこの大国主の伝承は石器から縄文期の伝承であると・・・・そして天一族は青銅器ですよ。この一族は、多分渡来系の一族ではないかと。

何故出雲が簡単に国を譲ったか、譲る前にはそれなりの戦いは有ったと思いますが、石器と青銅器では多分戦いにならなかったと思われます。

多くの犠牲者を出さないために大国主は、平和的な解決をした。その功績に天一族も出雲大社を建立して大国に答えた、古代にもこのような事があったと私流に考えています。

とに角、出雲は日本最古の王朝であったことは間違いないと、多くの学者も認めて居ります。最後に古事記、日本書記は縄文(石器)弥生(青銅器)の神話の宝庫であると・・・・・・


又書きます。