市役所の一室で絵本を読みました。
年内に開催予定の絵本会の打合せです。
着くとすぐに若い女性秘書の方が冷たい麦茶を出してくれました。
とっても笑顔の素敵な可愛い人です
選書した本を事前に紹介したのよ。
ブックトーク交えてのプレゼンですね
実際に数冊読んでみました。
すこぶる反応が良い。
絵本って奥が深いですね。
子どもだけではもったいないですね。
なんだかじんときました。
などなど。
これらの絵本をどのように会で進めていくかなど打ち合わせをしました。
パーテーションの向こうには秘書さんがいらっしゃいます。
絵本を見ていたわけではないけれど、
私の読む声は聞こえていたはず。
で、聞いてみた。
「いかがでしたか?」
すると
大きな瞳がみるみる潤んで涙がこぼれて・・
そんなご自分に照れていらっしゃる。
泣き笑いしながら
「ものすごく良かったです!
感動しました。」
言いながらも涙が止まりません。
何て純粋に受け止めてくれたんだろう。
私も嬉しくなりました。
「どの本が良かったですか?」
「一番は
わたしはあかねこです。」
「私も大好きな絵本なんですよ。ありがとうございます。」
と答えた。
彼女の琴線に触れたのでしょう。
大人は自分の経験や体験を物語に重ねて受け取る。
気づきを得られることも多い。
ぱぁっと目の前が開かれるようなこともあります。
打ち合わせを終えて部屋を出ていく私に女性秘書さんは
深々とお辞儀をしてくれました。
絵本会の企画に背中を押してもらったような
嬉しい気持ちになりました。