昨日は大人のための絵本講座でした。

 

テーマは「出会いの喜び」

 

 

人生を豊かにしてくれる「出会い」をちょっと深めてみようか。

 

長く生きていると出会いの数も多くなるよね。

 

幸せな出会いもあれば面倒な出会いもある。

 

出来ることなら温かいめぐり逢いがいい。

 

今回も5冊読み、それぞれ思ったことや気が付いたことなどをおしゃべりしながら深めていきました。

 

 

最後に読んだのは「ことりをすきになった山」

 

 

絵は、はらぺこあおむしで有名なエリック・カール

 

文は文化人類学者のアリス・マクレーラ。

 

とにかく絵が美しい。

 

カールの独特な世界観に魅了される。

 

 

草木一本も生えていない岩山は孤独で温かさを知らず出会うということを知らない。

 

ある日、小鳥が羽を休めに来た。

 

そこから始まる山と小鳥の物語。

 

数年しか生きられない小鳥は次のそのまた次の世代に山の事を伝えていく。

 

動かぬ山が何百年、何千年もかけて姿を変えていく。

 

すると!!

 

岩山が樹木広がる森になってきたのです。

 

小鳥がくわえていたものは・・・

 

世代を超えて約束を守った小鳥の健気さにじんとする。

 

是非読んでみてね。

 

 

私、泣けてきた。

 

こんなに相手を想う気持ち、

 

長い長い年月をかけても大切に思う心、

 

出会いの喜びにあふれる。

 

文章がやや長いのでじっくり何度も読みたい絵本です。