大人が楽しむ絵本講座。
毎回楽しく進めています。
今回はもうすぐクリスマスなので図書館にも棚にたくさん並べてあり、あれこれ選ぶのも愉快でした。
今回は5冊読みました。
その中から紹介いたします。
ふゆですよ
柴田晋吾作 降矢なな絵
山にも海にも田んぼにも冬がきました。
冬の思い出を語り合いました。
特に雪にまつわる話が面白かった。
子供の頃、背丈ほどの雪だるまを父とつくったことも懐かしいな。
ぐりとぐらのおきゃくさま
なかがわりえこ作 やまわきゆりこ絵
おなじみのシリーズですね。
ほっこり幸せな気持になります。
やっぱりカステラ出てきます

あんたがサンタ?
佐々木マキ作
サンタのイメージを覆すサンタさん登場!
私は本に出てくる色んなサンタさんの姿に大ウケでツボでした。
酒場に立ち寄るサンタ
ソリから落ちるサンタ
同じ家に何度も行ってしまうサンタ
哀愁さえ漂うサンタにさすが佐々木マキさんらしいなと感じたのです。
ところが!
受講生は反応薄っ

夢のないサンタさんは人気がないのか

ゆきのまちかどに
ケイト・ディカミロ作
バグラム・イバトーリーン絵
もりやまみやこ訳
イバトーリーンさんの絵が美しくて手に取りました。
クリスマスを迎える準備に忙しい母親と少女。
少女は教会で行われる劇の中で、イエスさまがお生まれになったことを知らせる天使の役をするのです。
その少女の目に止まったものは雪降る街角に立つ、手まわしのオルガン弾きのおじいさんと連れのおさるさん。
あの人たちはどこへかえるの?
あたたかな食卓にいる自分と凍えそうな二人連れ。
子どもが純粋に抱く疑問と願いに胸がきゅっとなりました。
天使の羽をつけた少女が教会の舞台に立つと、そこへ現れたのは!
(読んでのお楽しみです)
「いま、よろこびを
おつたえします」
少女の澄み渡る声さえ聞こえてきそうでした。
慈しみの心が胸にあたたかく広がる物語。
クリスマスにぴったりのおすすめの絵本です。
下にリンクを貼っておきますね
