自分の短所はいっぱい見つかるのに
長所となればさっぱりわからない。
学生たちに授業の中で問いかけると決まってそんな答えが返ってきます。
きっと彼らには
心にブレーキがかかっていて、
長所と言っても人は認めてくれないのではないか。
自分は大した人間じゃないし。
これって長所なのかな。
そもそも自分に自信がない・・・
それこそ短所だ・・
と
臆病になっている気配を感じます。
自分を認めることが苦手な若者が多いような気がします。
自分という個性を見つめなおしてはどうだろう。
自信を深めるためにはどのようにしたらよいか一緒に考える時間になります。
ご紹介する絵本はこちら。
「ぼくだけのこと」
森 絵都 作
スギヤマ カナヨ 絵
主人公のようた君は自分だけのことを探すのが大好き。
家族の中で笑うとエクボが出来るのはボクだけとか、
近所の犬はボクにだけは吠えないとか、
とってもささやかなことも多いけれど
それは自分だけの素敵なところ。
そうやって自己を肯定してゆったりと過ごす。
ようた君の元気でくったくのない姿は大人も真似したいところです。
心が満たされると自分のことも好きになれますよね。