小学校の読み聞かせチームのママ友から勧められた絵本です。
へぇ、そんな絵本があるのね。
と軽く答えながら何となく気になり購入しました。
「ヤクーバとライオン Ⅰ勇気」
ティエリー・テデュー作
柳田邦男訳
インパクトの強い表紙ですね。
アフリカの奥地。
少年たちは成長の証としてたくましい勇気があることを示さなければならない。
いわゆる通過儀礼ということでしょう。
勇気のある者は村人に認められ大事な仕事を与えられる。
勇気のない者はいくじなしとして村のはずれで牛の世話しかさせてもらえない。
ライオンを倒すことで試される少年たち。
しかしヤクーバはライオンを倒さなかった。
何故なのか。
ヤクーバの勇気は倒さない、殺さないことにあった。
それはライオンとのやり取りでひしひしと伝わってくる。
栄えある戦士になるか気高い精神の持ち主になるか。
勇気、真の勇気とは。
とても考えさせられた。
まだ子ども達の前では読んでいません。
強烈なメッセージなのでどこか尻込みしています。
大人のみなさんに読んだところ、
ずしっとくる。
胸に迫るものがあるね。
子どもたちはどんな反応をするのかしら。
などなど。
試されるというのは怖いものです。
結果によってポジションが変わってくる。
しかし、
何故そのようにしたかその真意は本人しかわからない。
勇気と信念があれば不遇にも耐えられるのか。
この絵本には続きとして
「ヤクーバとライオン Ⅱ信頼」があります。
それはまた後日にご紹介いたしますね。
|