先日の愛媛新聞社カルチャーでの絵本講座では
新しいメンバーもご参加くださいました。
さらに賑やかになりそうです。
新しい方は何と!以前別の会場での絵本講座を受けてくださっていた方でした。
すっかり忘れていて失礼しました
七夕を控えていたこともあり
テーマは「夜・星」にしました。
たくさんの絵本の中からプログラムを作るのは楽しいし面白い発見もあります。
最後に読んだ「くじらの歌ごえ」をご紹介します。
初めてこの本を図書館で手に取った時、
内容はもちろんその絵のすばらしさ美しさに圧倒された。
書店ではほとんどナイに等しい。
ネットで購入出来ました。
リリーはおばあちゃんからくじらの歌ごえの話を聞き目を輝かせます。
くじらってね山みたいにおおきいのに
お月さまのようにやさしくてね
それはそれは
ふしぎないきものよ
そこへ現れたフェデリックおじさんが
「くじらが大事にされてきたのは肉や骨や脂をとるためだ!」
と怒ります。
夢ばかりみるような人間になって欲しくないとも。
悲しそうなおばあちゃんの瞳が切ない。。。
おばあちゃんが聴いたというくじらの歌ごえを聴きたくてリリーは贈り物を用意します。
ある晩、ふと目をさましたリリーは月明かりでいっぱいの部屋で何かが聞こえ
浜辺に走り出しました。
月夜にダイブするくじらたちの姿
リリーが贈った黄色い花も踊っているようです。
夜のそらいっぱいになり響くくじらの歌ごえ
聴こうとしない人には聴こえない
聴こうとする人だけがその歌ごえに心を震わすのだろう。
くじらの歌ごえは聴いたことはないけれど
私の耳にも何か響きのようなものが伝わってきました。
フェデリックおじさんの現実味ある言葉より
夢や神秘や想像を豊かに持っているほうが心が満たされる気がします。
この絵本はぜひ多くの方々に読んで欲しい。
忘れかけている純粋さを取り戻せるかもしれません。
くじらの歌ごえ→★
作:ダイアン・シェルダン
絵:ゲイリー・ブライズ
訳:角野栄子
絵本講座は愛媛新聞社カルチャーで月に2回開催しています。
是非ご一緒しましょう
詳しくはコチラ→☆
お申し込みは愛媛新聞社カルチャー 089-935-2361
私へ直接の場合はメールで承ります。 ttyy827@yahoo.co.jp