母は福岡の施設に入所しています。
中々帰省も出来ず面会も叶わない。
福岡もコロナ禍が厳しく、
近くに住んでいる兄一家も会いに行けないそうだ。
新年明けて、母とお世話になっているスタッフさん達にお年賀として手紙と菓子折りを送った。
今朝、施設長さんからお礼の電話をいただいた。
会話のあと、
「お母さんに代わりますね。」
「新年おめでとう
」
ゆるい話し方は相変わらずだけど元気そうです。
「葉書見たよ。なんか送ってくれた?」
「お菓子送ったよ」
「なに?」
耳が遠くなってる母は何度も聞き返します。
やっと理解したと思ったら
「お菓子?貰ってない」
電話機の向こうでスタッフさんが大きな声で
笑いながら言ってる
「さっき食べたのがそうですよー」
(笑)(笑)(笑)
お母さん、忘れてるのね。
頭もかなりゆるくなった母。
お世話してくださるスタッフさんも困ること多いだろうな。
施設長さんはいつも豪快でゲラゲラ笑ってくれます。ありがたい。
今、どこの高齢者施設も感染対策に厳しく臨んでいると思う。
お世話になっている身としたら感謝の気持ちしかありません。
認知症の母には、今のこの状況は謎だろうな。
「会いに来てね」
「うん。待っててね」
この会話もすぐに忘れてしまうだろう。
お母さん、会いに行くから待っててね。
