高橋ユミ子のハートダイアリー


空を覆う樹木の枝葉


はるか昔を知り


遠い未来への道標



樹に登ろう


ごつごつした木肌に胸を合わせよう


私の震えと


木葉の揺らぎが重なり


それは生まれて初めて聴く音楽


初めて奏でる美しい調べ


そこに在るもの


そこに居るもの



樹に登ろう


そして木肌に刻もう


記号や暗号ではなく


意味のある深い言葉


湧きでる音楽は


嵐をおさめ再生を誓うのだ