松山市のはずれに「お杖椿」というのがあるというので出かけてきました。
松山市指定天然記念物。
根回りは5.1m
高さは10m、枝張りは東西に13m、
南北に14.5mもある。
まだつぼみは固い。
花が盛りになるときはきっと見事でしょうね。
このツバキは「新田椿」とも呼ばれ、南北朝時代、上野国で戦いに敗れた新田義宗(にったよしむね)・
脇屋義治(わきやよしはる)らが四国まで落ちのびてきたときの悲しい伝説がある。
義宗が遠路の旅で疲れ果てたとき、家来の者が道のわきに入って、木を切り杖を作って戻ってきた。
義宗はこの杖にすがって歩き、ようやくこの地までたどりついて、杖を捨てた。
ところがこれから根が出て、立派に育ったツバキということで、「お杖椿」の名がつけられたそうだ。
この大きな椿の樹の裏にはうっそうとした山。
少し足を伸ばして驚いた!
大木が自由に枝を伸ばして空を覆っています。